2/3 2年生練習内容

 2月3日の練習は十五中で行い、参加生徒は19名、指導員7名でした。

1.アクションとランニング
 前半はいつもと同じメニューでラダー+ハードル、後半はタックルバッグ投げを行いました。タックルバッグを両手でつかんで大きく振り回して放り投げました。

2.足回しとスパイダーウォーク
 先週に続いて股関節の可動域を広げる運動を行いました。足回しは片足でハードルをまたぐように廻して歩きます。片足ずつ後ろ回しと前まわしを行いました。
 スパイダーウォークは2回目だったのでずいぶんうまくなりました。ダルマさんが転んだを入れて静止する時間を作ったので体幹も強くなったと思います。

3.7人制のコンビネーション
 これも先週から始めた3年生の7人制に向けての練習です。フォワード(F)3名、ハーフ(H)1名、バックス(3名)を決めて、二つのコンビネーションを行いました。
 スクラムからHがBにパスをして、B3名はラインを作って(3人が横に並んでおくこと)ボールを外側に順番に廻します(展開する)。FとHとパスをしたBの全員がボールを追いかけて外側に走って、ボールに追いついた順番にパスを受けて、次々にパスをつなぎます。このオールメンフォローは4人ないし5人でやったことがあるのでうまくできました。
 次にスクラムからの展開とモールからの展開を練習しました。
 スクラムからHがBにパスをして、Bのラインはボールを展開して、Bの一番外側の選手がDfになったコーチに当たってモールを作ります。このモールには近くにいる2名が加わって3人で押してボールを取ります。モールの近くにいる選手とは、この練習ではBの2名になることがほとんどです。Fの3名はBよりは遅れて走ってくるのでモールには加わらずに、バックスのように3名でラインを作って待ちます。すなわちFとBが入れ替わったようになります。Hは同じ選手に固定しました。
 モールからは最初のスクラムからと同じようにHがラインにボールを出して展開します。ラインの一番外側の選手がDfになったコーチに当たって2番目のモールを作ります。このモールには近くにいる2名が加わって押します。この2名はFの選手になります。Bは1番目のモールから遅れてくるのでこの2番目のモールには加わらずにラインを作って待ちます。そしてHがボールをラインに出して、3回目の展開をしてラインの一番外側で3番目のモールを作ります。
 ポジショニングがなかなか難しいですね。グラウンドではコーチ達がホワイトボードを使って、あるいは地面に書いて説明をしました。モールに加わるのはボールのそばにいる3名なので「先着3名さま」と覚えてください。残りの3名がラインで並びます。
 3番目のモールに加わる3名はFでしょうか?Bでしょうか?次回の練習で生徒の皆さんから答えを聞きます。
 説明が長くなりましたが、このポジショニングが3年生のラグビーのキモだと思います。

4.カバディのゲーム
 カバディを初めて行いました。ルールは少し変えて5人制で行いました。
 カバディでは、作戦を考えて、状況を判断して、声を出して、アイコンタクトをして、素早く動いて、AtはDfへのタッチをねらい、Dfは協力してAtの選手を捕まえて陣地に返さないようにします。ラグビー的な要素がたくさん含まれています。特にDfはみなでまとまってAtの一人の選手を捕まえますが、そのタックルは良かった。
 
5.連絡事項
 ラグビーノートを書いて提出してください。ノートは2冊を1週間ごとに交代で提出してください。4月から始めてもよいです。
 今日の練習でできたこと、できなかったこと、できるようになりたいこと、気が付いたこと、質問などを文章や絵で書いてコーチに出して欲しいと思います。
 主任コーチが保護者のみなさんに中学年(小学3、4年生)のルールの概要を説明しました。3月のビデオ観賞会などでもまた、行う予定です。 

最近の報告

昨年末くらいから報告をサボってしまっていたので、まとめて報告します。

12月16日には、兵庫県RSと東淀川RSにマルチグランドに来ていただいて、交流戦がありました。

VS兵庫県RS 8:0 勝ち

VS東淀川RS(A) 4:1 勝ち

VS東淀川RS(B) 5:4 勝ち

VS兵庫県RS 2:5 負け

VS兵庫県RS 7:8 負け

となりました。兵庫県RSさんは均等に分けているとのことだったので、こちらも均等に割り振ったチームで出場し、東淀川RSさんAとBを完全に分けているとのことだったので、こちらも何となくそういうチーム編成で臨みました。序盤3連勝と好調でしたが、広いグランド設定とギリギリの人数であったため子どもたちが消耗し、最後は力尽きました。4、5試合目は、気にしないということで。

兵庫県RSさんからは、もう少し試合ができませんか、という申し入れがありましたが、子どもたちがあまりにも力尽きていたので、お断りさせていただきました。申し訳ないことをしました。すごい大規模チームなのですね。

VS東淀川RS(A)との試合は、素晴らしくパスがつながりました。外へフォローが走りこんだところへオフロードがつながり、再度オフロードといった具合で、さしもの東淀川Aも守り切れなくなりトライというシーンが続きました。コーチ陣としてはこういう試合がしたかったんだよ、という会心の出来でした。レフェリーも驚嘆していたそうです。

最近は、外へ展開して、外へ外へフォローに行く練習ばかりしていますので、その成果が出たのだと思います。本当に正直なもので、ラックの練習ばかりすればラックを作りに行くようになるし、やった練習の通りになります。

その後の練習

その後の練習も、外への展開を主にやっています。ここで見えてきた課題としては、

1 まだ、パスが来るのが怖くて、手を前に突き出してしまって落とす子が若干名いる。誰が入っても、パスは軽々とキャッチしてくれるチームを目指します。

2 パスをする方はまだまだ。あそこにパスすべきところがある、と思ってもそこに瞬間的に投げられる子はまだ少数派です。

3 パスがどんどん回るようになってくると、パス数回の後、普段ボールをもって突破するような機会のない子にラストパスがつながり、「走ってくれ」というみんなの期待を背負うシーンが見られるようになってきました。しかし、ここでなすすべもなく止められてしまう子がまだまだ多い。最後に1対1で抜きに行くという場面は、突破する力がある子しか経験するチャンスがありません。1対1で抜きに行くという練習をする必要を感じました。

それぞれについて対策を考えますので練習していきましょう。