2/12 川西市RS交流戦

とにかく寒くて、開会式の時にはまだ芝が凍っている状態でした。どうなることかとおもいましたが、豊中の試合の時には寒さも少しマシになり、いい試合ができました。結果としては2敗となりましたが、兵庫県のスクールのプレイスタイルに少々驚きつつも、いい勉強をさせてもらいました。

1試合目 VS西宮甲東 4:9 負け(前半2:5 後半2:4)

あまりに寒く、かつ2試合しかないため、それぞれの試合に全員を出場させるという方針で臨みました。相手のパターンに慣れたりするのに一定の時間がかかりますので、どんどん交代させるのは望ましくないのですが、あまりに寒いため、応援だけさせておくのも忍びないと思い、それぞれの試合に前半後半総入れ替えで全員出場という方針で臨みました。

西宮甲東RSは、少人数のチームでありながら、勝つためのパターンを持っており、それをよく練習して鍛えられている好チームでした。兵庫県のチームは、それぞれ必ず勝つためのスタイルを持っているというのを前から感じていましたので、ちょっと調べてみました。

兵庫県小学生ラグビースクール大会というのがあるのですね。トーナメント制で、3日間かけて幼年から6年生まですべての学年で優勝から3,4位までを決めます。昨年11月に第35回大会というのが行われており、西宮甲東RS2年生は、18チーム中でなんと準優勝していました。なるほど強くてびっくりするはずです。

こちらも、練習してきたラックでのプレイはちゃんとできていましたし、ラックではそれほど負けていませんでした。Y9からいいパスが出て、K13が独走トライをしたように、パスがつながるシーンもありました。個人個人のパススキルや走力では負けていなかったように感じました。選手同士がお互いの特性を理解し、役割分担をして組織的に動く、という組織力の部分で負けていたように感じます。

豊中2年のような大人数のチームで、あえてチーム分けもせず全員で試合に出る、というのがコーチ陣の方針なので、ポジションやチームを決めて組織力を磨くという方向性はあり得ません。今はこの位置にいるからこう動こう、こっちにパスをもらいに行こう、といった個人個人の判断力を磨くという方向でやっていくしかありません。その方が10倍くらい難しいですが、その方がいいという信念を持ってやっていきたいと思います。

2試合目 VS川西市 8:9 負け(前半4:5 後半4:4)

飛びぬけて大きな子が一人いて、その子がボールを持って突破するところを起点としての攻撃、ラックでのオーバーなど、こちらも一つの勝ちパターンを持ったチームでした。大きな子の突破をなかなか止められませんでしたが、H15が味方ゴールラインぎりぎりで後ろからタックルをして、この相手エースを止めたシーンは素晴らしかった。また、H20が対外試合での初トライを決めました。紅白戦の時と同じで、ラックから出たボールを素早く拾って、味方陣からかなり長い距離を独走しました。足が速くなったのではないでしょうか。H20が初トライなのはみんなが知っていて、試合に出ていない子らがものすごく喜んでいました。いいチームになってきています。

全体としては、もっともっとボールに触る数を増やさなくてはならないように思いました。

2/11練習「中抜き」の稼働率

2/11は南丘小学校で練習しました。15人参加。

いつものようにラダーとリアクションの練習です。ボールタッチの機会を増やすために、コーンタッチの合間にゴムボールをパスしてみました。1年生も一緒にやったのですが、1年生はキャッチの際に止まってしまう子が多かったのですが、2年生は止まる子はおらず、この1年間の進歩を感じました。

次は、前回もやったアリンコ相撲(改2)です。背中合わせに足を投げ出して座り、笛が鳴ったら反転して、押し込んだ方が勝ちです。いかに素早く回転して、相手よりいい体勢を作るかの練習です。次は、ケンケン体当たりです。ケンケンでは相手の重心にしっかり当たらないと、バランスを崩して自分が負けてしまいます。相手の重心にしっかり自分の体重をかける、というタックルに役立つ感覚を磨くことと、バランス感覚を養うことで足が速くなることを目的としています。次ですが、またまたTコーチが新しいトレーニングを考えてきてくれました。二人組でそれぞれがボールを持ちます。笛の合図で相手のボールを叩き落としたら勝ちです(ボールはたき)。最後に相撲をして休憩です。常に工夫してマンネリ化しないようにしなくてはいけませんね。

次は、前回にもやった、ラックの中でのルールの確認をしつつの練習です。ルールはかなり理解してきたように思います。ただ、ラックの最後尾で目の前にボールがあって、ラックから離れて拾ってしまえばいいのに、という場面で拾えなかったり、ボールを出すところでもたもたすることがありました。次はボールを出すことに特化した練習が必要な気がします。また、声出しもまだまだです。

ラックの練習ばかりしているとラック勝負の試合運びになってしまいますので、次は 「中抜き」です。稼働率を上げるため、最初のゲートはコーチがやって、子どもはその間に入ってパスを受けて、パスを出すけれども、その先のゲートには子どもが入って、どんどんパスを出していくという方式でやってみました。これだと、3人に1人がプレイすることができます。また、両側に立った人もパスまたはキャッチだけはしますので、0.5回×2のプレイというように計算すると、3回に2回はプレイしている計算になります。結局10分間で12か所のゲートを2周しました。1か所のゲートで全員が1回中抜きしますので、中抜きが24回、パスまたはキャッチも24回、10分間で全員が一人当たり50回弱ボールタッチできたことになります。今日は慣れてなくてもたもたしましたが、今後究めて行くべき練習だと思います。

最後は紅白戦です。寒いので全員出場、8人対7人でやりました。コートが狭く、横長に使い、縦突破はコーチが止める、というルールでしましたが、パスで横に展開するシーンはあまり見られませんでした。横からパスをもらうのは難しいので、つい真後ろに入ってしまうところに原因があるように思います。横パスの練習がもっと必要だと思います。