1/7練習「アリンコ相撲(改)」

久しぶりの報告です。本日は12人出席。冬休み中のせいか人数少なめです。

いつも通りまずラダーとリアクションの練習です。ラダーはみんな上手になってきました。 マンネリ化するとダレるのでどうしようか、と言っていたら、HAコーチがラダー+九九 というのを考え出してくれました。コーチが右手と左手でそれぞれ数字を出し、その九九を言いながらラダーをします。よく「声を出せ」と指導しますが、自分の子どもに前に聞いたところでは、試合中にとてもそんな余裕はない、ときっぱり言っていました。マンガ「宇宙兄弟」でも、宇宙飛行士がスポーツなどをしながら、歴史上の人名などをいうトレーニングをするシーンが出てきますが、宇宙飛行士でさえ特別にそういう練習をしないと、そう簡単に「声が出る」ようにはならないということなのだと思います。声を出す練習をいろいろ工夫していく必要があるようです。

次は、アリンコ相撲3回戦と普通の相撲3回戦です。アリのように四つん這いになって押し合うのでアリンコ相撲と名付けたのですが、これまでは、肩と肩を合わせるだけでやっていました。これを、KJコーチのアイディアで、右肩を合わせたときは、右手で相手の腰のあたりをつかみ、左手は地面について、首で相手を固定して押し合うようにしました。オーバーに行くときの、力の入る体勢を覚えてほしいという意図なのですが、とてもいい形で組むことができるようになりました。昨年末の紅白戦で、M19がとてもいい形でオーバーしたシーンがありましたが、アリンコ相撲の成果なのかもしれません。

次は、走りこんでボールをもらう練習です。「走りながら」「キャッチ」という二つのことを同時にするのがなかなか難しいということで、まず、走りこんで手にタッチ、次はボールにタッチ、という一つだけをします。これで走り抜ける感覚を覚えてもらってから、ボールを胸に入れて走り抜ける練習に進みます。ボールがもらえないと止まってしまうことが多いので、パスが来なくてもいい、ということも分からせるために、時々ボールを引いても走り抜けることにします。さらに、今回は、前の方にボールを浮かして、これを走って行って捕る、というプレイも入れました。なかなかできない難しいプレイに関しては、要素に分解して練習するというのがコツかもしれません。走りこんで一気に裏に出るプレイが見られるのも間近かもという予感がします。

今日は、新年第1回目の練習なので、3・4年生ルールでの紅白戦をしてみようと話し合っていました。そこで、今日はルール説明や必要なプレイを教えてから紅白戦という予定です。3・4年ルールでは、バックスが3人並ぶことになるので、次はハーフの球出しから、3人でのボール回しの練習です。初めてこれをやると、パスを手に当てて落とすシーンをよく見るのですが、この学年は落とすこともなく、ちゃんと走りながら捕り、走りながらパスをしていました。2年生のこの時期としては素晴らしい出来だと思います。

いよいよ紅白戦です。3・4年生ルールではキックオフから始まるのですが、きれいにドロップキックができるのはH7ただ一人でした。試合開始の際のキッカーってかっこいいよね。やりたい人はドロップキックを練習しましょう。

紅白戦の中で、K8が「アドバンテージあるぞ」と声を掛けながら、結局自分でモールからボールを持ち出してトライしたシーンがありました。ラダーとリアクションでの声出しの練習が役立っているのかも、とも思いますが、それにしてもこの理解度と声出しには脱帽です。

紅白戦自体は、スペースが狭かったためボールを回すような展開にはならず、密集の中からボールを持ち出してトライ、というフォワード戦の様相を呈し、今日の練習内容を生かすことができませんでした。コートが狭いときは、横長に使い、縦突破はコーチが全部止めて、外に展開するしかないようにすれば、内から走りこんできて外に展開する練習になったはずです。まだまだ工夫の余地がありました。