9/22茨木交流戦が終わって

なんとか雨が降らず、予定通りの日程で試合をすることができました。欠席が二人、午後から参加一人で、13人と半分というメンバーで臨みました。

前回の練習が中止で、試合に備えた練習が出来なかったので、試合前には引き続き相手ゴール前5mで、クイックスタートと素早いフォローで押し込む練習(ディフェンス側は素早い飛び出し)の練習をして臨みました。今回の試合では、モールでは押し込むシーンが多く、子どもたちは練習通りやってくれたと思います。子どもたちは教えたことはいつも一生懸命やってくれます。ただ、教えてないことはできないし、教えたことも次週まで覚えている歩留まりは20%くらいという実感でしょうか。これを前提に、将来を見据えてバランスよく練習を組み立てていく必要があるように感じています。

VS大阪中央

前半クレバーハンズチーム 1:5 ●  後半シンキングマッスルチーム 2:3 ●

相手チームの球際での強い当たりと、相手エースの素晴らしい加速と激しいタックルにびっくりしている間に前半が終わってしまった感じでした。後半では、S12の初トライという嬉しいプレーがありました。目の前にボールが出てきて、素早く拾ってかわしながら走り切ったのですが、「前が空いていたから」と後で言ってました。目の前にボールがあっても、そのつもりで準備していないと反応できませんし、行けると判断して走り切ったところにも成長がうかがわれます。

組合せ表通りだと、Bチームが第1と第4試合となっており、Bの試合の間隔が空きすぎて、集中力が切れるのではないかと思い、午前中は前半後半を分けて、どちらのチームもハーフずつ出すようにして試合に慣れてもらおう、という形にしてみました。結果としては、試合に慣れて集中してくる前にどんどん交代させられてしまうことになってしまったのかもしれません。

VS茨木

前半クレバーハンズチーム 2:1 ○  後半シンキングマッスルチーム 0:5 ●

第1試合では、相手の強い当たりのためにノッコンが目立ちましたので、落とさないよう強く当たる練習をして臨みました。ノッコンはぐんと減りましたが、この試合は、どんどんパスでつないでくる相手に対して、ついて行ききれなかったという印象です。

VS大阪中央 7:5○

クレバーハンズチームで再戦です。前半は6:2とリードするものの、後半から相手エースが登場。こちらのランはゴール際で何本も止められ、3本連続で失点しますが、何とか逃げ切りました。

VS茨木 5:5△

シンキングマッスルチーム登場です。この試合だけ、2年以上用のグランドで試合となり、一挙に2倍以上の広いコートですることになりました。事前にコートの広さを見せたうえで、広い方に走ろうと指示をだしたところ、K13のスペースへのラン(2T)やS3の一直線のランなど広さを利用したプレーがみられました。圧巻は、H15のラストワンプレーでのトライでした。相手につかまりながらも、かわして引きずって執念のトライ。同点で終了となりました。

試合後は、Tコーチからのボール授与(もらっている人はのぞく)です。

まず、S5。試合前の練習でやった通りの、コーチ陣の目に焼き付くようなきれいなジャックナイフをしてくれました。彼は、コーチの指示をすぐ理解して、すぐにやって見せる賢さがあります。2個目は、H15。最後の試合での執念の同点トライは素晴らしかった。よくタックルもしていました。別の試合で、スピンして一気に二人を抜いたシーンもありました。3個目は、T16。まだ、走ってくる相手に対しては怖いのですが、タックルしなくてはという気持ちは見えました。俊足を生かしてのトライもありました。自分の弱点をよく分かった上でがんばっています。

全体としては、接点での圧力が弱いのが敗因という印象でした。これは、スクール全体の弱点ですよね。どの学年でも、どのコーチも「もっと前に出ろ」とか口が酸っぱくなるほど言っているはずです。それでもできない訳ですから、「口で言う」という方法論自体がムリということを認めざるを得ないのだと思います。これ以上怒鳴ったら、ラグビー自体がやらされ感満載の、痛くてしんどいだけのスポーツになってしまいます。自然に強く当たらざるを得ないような、楽しいけど緊迫したゲーム的な練習を考えるなど、違った切り口で考えていく必要があると思います。Fコーチがかつてそれに成功したように思うのですが、過去ログを見てもどのような練習をしたかはよく分かりません。知恵を絞っていきたいと思います。

私個人としては、1、接点での強さ、2、パススキル、3、周囲を見ての判断が3本柱で、1、が出来て2へ、1,2ができて3へ、と進歩していくようなイメージを持っています。1年生は、接点での強さを追求しつつ、そろそろパスを投げる方の練習に入る時期かと思うのですがどうでしょうか。