三年生がいいやり方でいい『結果を出す技術』(前篇)

心配事の9割は起こらないと言いながらも降雨中止を覚悟していたスクール大会が晴れ間も覗く天気となり、予定通り6試合を終えることができました。保護者お世話係さん自称「リアル・テルテル坊主」の霊験がここまであらたかとは恐れ入りました。「チーム今でしょ!ノースフェイス」のS14・T18コンビは欠員の出た四年生チームに助っ人として参戦し大活躍だったそうです。今大会は3チーム各9人構成で各2試合行いましたが、生徒たちは、他のチームの試合にも出たいと駄々をこねる始末。どこまで余力を残しているのか計り知れない三年生です。9人制になればサブスティチュート無しでも3チームで試合ができそうです。

今年の結果は4勝2敗。「チーム今でしょ!オリエンタル」のみが完勝し優勝しました。おめでとう!「チーム今でしょ!サザン」も後半残り5分まで3点差で余裕の優勝と高をくくっていたのか、相手チームの波状攻撃を受け表彰台から引き摺り降ろされてしまいました。勝負はノーサイドの笛が鳴るまでわからない恐ろしさを痛感しました。昨夜の楽天×巨人戦で9回、マー君が志願していなければどうなったかわからかったように、稀代の名将は最後まで決して手を抜くことはありませんでした。今後の戦いの教訓としたいと思います。そんな口惜しさと嬉しさがない交ぜになった試合結果は次の通りです。

①大阪中央RS vs サザン:Y3、K8(TC)、H13、K16、Y17(GC)、R21、M23(IC)、T30、K31(H29は妹の発熱で欠席)

マイボールキックオフで本日の試合開始。ゲームキャプテンY17ご指名のキッカーR21が放ったドロップキックが相手ノックオンを誘い、マイボールスクラムからフライハーフK8がそのままスペースに駆け込み先制トライ。オールブラックス不動のファースト・ファイブ・エイス(=スタンドオフ、フライハーフ)ダン・カーターをイメージしたであろう走りはこの後も随所に見られました。開始2分、昨日の練習から変化を見せるR21がヒット直前にスピンしY17に絶妙のパスでトライ。Y17の確実に相手を倒すタックルに次いで、チームサザンのあまちゃんK16も決して甘くないハードタックル(Woman of the Match)で相手に付け入る隙を与えません。R21、Y17、K8が加点し、メンバー不足で6人構成の相手は前半で「じぇじぇ」だったか。後半は、H13から珍しく(?)ナイスパスがY3に通りトライ。Y17のオフロードパスもK8の懐に収まりトライ。前半温存のイメージキャプテン不思議くんM23も追いタックル、ブレイクダウンターンオーバーで自らトライと、蝶のように舞い蜂のように刺すリズムで存在感をアピール。もう一人の後半交代選手には「どんなことがあってもボールを離さず踏ん張ってみ!」と送り出した通り、ニューフェイスK31がモールから抜け出しゴールを陥れようとする力強い走りを見せ、相手に捕まってもボールを離さない忠実なプレーでMan of the Match初受賞!(今度のラグビーノート提出が楽しみです)最後はM23の左隅トライで11-1の大勝利。

②東大阪RS vs ノースフェイス:T2、K4(TC)、S6、H9、S10、S14、R15(IC)、T18、M19(GC)

風下を選択して始まった本日の大一番。ところが試合前にH9が突如体調不良を訴え、いやな予感でキックオフ。開始早々、ノーガードの打ち合いの様相に。激しいタックルの応酬で気持ちが切れた方が負けの我慢の時間。先にタックルを外しトライを献上したのは豊中。その後も打ち合いが3分続き、ここでも我慢しきれず体格のよい相手に左隅を突かれ2点差に。ゲームキャプテンM19(Man of the Match)を先頭にゲインライン突破を何度も試みるも相手の低いタックル、ブレイクダウンへの早い反応でターンオーバーの連続。7分、止めの追加点を許し折り返し。風上に立った後半、交代のT18が果敢にタックル(Man of the Match)で食い下がるも、タックル後の反応の差でターンオーバーを奪えず2点加点され零封のノーサイド(0-5)。高槻RSさんとの再戦は来月に持越し。ブレイクダウンに課題を残す内容となりました。

③交野RS vs  オリエンタル:S1、Y5、H7、J22(GC)、R24、S25(TC)、R26(IC)、K27、E28(K20は発熱のため欠席)

3チームでエントリーすると花園練習Gから多目的競技場へ移動が大変です。保護者の皆様には分担してケアしていただきました。オリエンタル急行は出発から快調な滑り出し。傷心のゲームキャプテンJ22の先制トライから、S1のトライと繋ぎ、E28が聖地花園で初トライを刻印(ダイブし片手で押さえたので危うくノックオンになりそうでしたがトライ認定)。「2年間も待たせやがって(スラムダンク名言集)」のMan of the Match初受賞おめでとう!後半もJ22、S1の連続トライで突き放して(8-0)決勝進出。3本のタックルで鉄壁のディフェンスをしたチームキャプテンS25がMan of the Match受賞。Y5の縦突進は圧巻。ゴール前J22への手渡しパスがスローフォワードとなったのは惜しかった。

④大阪RS vs ノースフェイス

午前中の大敗から修正し臨んだ3位決定戦。相手キックオフから8分間、我慢比べが続いた末、T2がトライラインを越える(Man of the Match)と、M19もモールから左ショートサイドを抜けトライ。後半は、開始早々相手の大型選手に大外を走られトライ献上し1点差。流れが相手チームに変わろうする中で「目立つプレーをして、トライする」とラグビーノートに書いた通り、R15が中央突破の値千金のトライ(Man of the Match)で2点差に。これを口火に、S6、M19、T18が続けざまにトライし6-1で3位確定。

⑤OTJ vs サザン

四年生混成の生駒チームに勝利し決勝進出したOTJとの対戦。ラグビー名門校名を配した相手に前半は、K8(Man of the Match)、K16のトライでリード。後半早々の相手猛攻をトライライン直前で寸止めしたのは空手キッズR21(Man of the Match)。その後、相手のミスキックをチャンスに変えたK8がトライで勝負あったかに思えました。そこで諦めないのがさすが名門校由来のチーム。残り5分で4連続トライはお見事!(3-4)♫いつの日か この場所で 逢えるなら やり直そう

11/4 2年生 スクール大会 結果

11/4(祝)スクール大会
参加人数:12名
場所:花園ラグビー場東大阪G

今日は大阪府全域からチームが集まるスクール大会です。場所も聖地花園です。何とか天気も回復し、とてもいいコンディションで行うことが出来ました。 2チームエントリーし全員で4試合戦いました。また朝一9時に2チームが同じ時間帯に試合をし、その後3時間空いて午後に2試合を行いました が、非常に調整が難しい中での大会でした。生徒・保護者・コーチみなさまのおかげでスムーズに大会を終えることができました。ありがとうございました。

1試合目 vs港 6:11 負け
朝一の試合です。他のチームよりも早く準備をしたつもりですが、なかなかエンジンがかからないものです。また相手が全員、豊中より大きいではありませんか! 勝負は始まりのあいさつで決まっていたような感じでしたが、試合中みんなの頑張りで何とか大きい相手にも向かって行くようになってきました。 大きな相手は怖いですが、2人で力を合わせてタックルで止めましょう!また試合前に相手が大きくても相手をしっかりとにらみつけて下さい。オールブラックス が試合前にハカを行うのも相手に対して強さをしめすことと、自分たちの気持ちを奮い立たせることの意味があります。豊中の生徒は、見た目だけで大きな相手には 自信がなくなるようですが、大きな相手は動きも鈍く、簡単にステップが切れるなどど前向きに考えてくださいね!

1試合目 vs岬・河内長野合同 12:2 勝ち
相手チームには、幼年時代のチームメイトや、以前、岬RSに所属していた生徒もおり、いつもとはちょっと違った気持ちの中でのゲームでした。私は港のゲームを担当して おりませんでしたので、内容は把握出来ておりませんが、最初は相手チームに先制TRYをとられたと聞いています。その後は大勝したようですが、試合の始めからしっかりと 油断せずに先制TRYを取る癖をつけて下さいね!

3試合目 vs阿倍野 4:13 負け
この試合は、いろんな挑戦がありました。1つ目は新しいキャプテンの指名です。今までは、体も小さく無口であまり目立たない生徒でしたが、2年生の合宿以降、めきめきと 地力をつけてきた生徒にあえてキャプテンを命じました。しかもいつも頼っている主力のメンバーが居ない中でのチーム構成です。試合前に家族も一緒のところに本人に次の 試合のキャプテンを打診に行ったところ、本人もやる気を見せてくれたので、任せることとしました。 試合前の練習も含め、試合中も今までとは見違えるくらいのリーダーシップを発揮し、コーチの期待以上の活躍を見せてくれました。試合には負けましたが、この試合での成果は すごく大きなものとなりました。これから3年生になれば、コーチはグランド内に入ることはありません。その意味でもキャプテンが誰なのかを明確にし、キャプテンシーを育てることを しなければなりません。あらためて子供の無限大の能力を実感したゲームでした。

4試合目 vs東大阪 6:6 引き分け
最後の相手は、泣く子も黙る?ラグビーの街、東大阪RSです。私は大阪でNo1のチームだと思っています。そのチームに挑戦することが出来ましたので、豊中の総力を結集して、 戦いました。東大阪のチームは、ラックを作り、オーバーの縦の連続攻撃をしてきます。豊中の生徒には今まで、倒れるプレーは教えていませんでしたので、試合前の練習だけでも 下のボールに対するすばやい働き掛けを徹底しました。 試合が始まると予想どおりに相手は前にどんどん攻撃してきて、ラックを形成し、オーバーをしてきます。一方、豊中も何とか下のボールに絡み相手に連続攻撃を許さない防御を 繰り返しており、ついにターンオーバーで得意のステップでTRYを築き上げています。走る能力はどこのチームよりも優れていたと自負しております。 コーチはみんなの後ろで、声かけていましたが、一人一人が懸命に相手にチャレンジしている姿に感動の連続でした。最終的には、同点のTRYをとられて引き分けになりましたが、 いつも以上の頑張りを見せた生徒に拍手を送りたいと思います。

ps.今日のグランドは、縦が50mもあったので、いつもよりたくさん走らなければなりません。そんな中でも、息を上げながらも懸命に走り続けたことが今日のいい試合に繋がったものだと 思います。最後のミーティングで話したとおり、豊中2年のラグビースタイルは、パスで繋ぐことです。他のチームはどこもやっていませんので、みんなでパスの練習をして強い負けないチームに なりましょう!

 

 

 

6年生 スクール大会

11/4.花園ラグビー場においてスクール大会が行われ、豊中6年生チームの結果は1勝3敗と厳しいものでしたが、随所にいいプレーが見れました。敗戦も1点差が多く、以前のような諦めてしまうような試合はなかったように思います。生徒には伝えましたが、12月に決戦に向け、強豪チームとの少しの差を埋めていく練習をして行こう。
各生徒のいいプレーは下記のとおりです。
1 ソウスケ いい縦突進が何度も見れました。タックルでも貢献度大
2 カジン 低い当たりがすごく良かったと思います。ボールを最も活かしていました。本日のMVP
3 ゼン 初戦、ナイストライでした。やっぱりゼンが活躍すると盛り上がります。
4 アユム 今日もFWの中で、一番よく走っていました。
5 リク キックの精度が上がってきました。ボールキープ力もさすがです。
6 リョウタ いいタックルが何度か見れました。
10 ユウスケ 前回の試合から力強く前に出るプレーができるようになってきている。自分の強みが出来てきた。
11 ケイタ 仕掛けとボール回しのバランスはよかったと思います。
12 ユキムネ サイドからのトライなど、全体が見えてのプレーが光ってました。
13 リョウタ 第一試合で見せてくれた低いタックルと低い当たりは見事でした。カジンと共に本日のMVP
14 コウスケ 大きな相手に対してもひるむことなくタックルできていました。
15 ケンタロウ 大声を出しながら前に出るプレーは仲間を引っ張っていたと思います。
17 リオイ サイドでボールをもらい攻撃参加など積極的にできました。
18 フミヤ 大きい体を使ったダイナミックなプレーが見れました。
20 ケイタ 全てのプレーにおいてトップレベルです。キャプテン、でももっと期待してます。
試合後伝えたようにやはり、二人目のフォローや、ディフェンスアタック共に試合最後まで走り続けられるスタミナがどうしても必要です。明日から自分のペースでいいので一ヶ月間雨の日以外毎日走ってください。本気で強豪に勝ちにいこう。目の色変えましょう。