4年生チームの課題

1.ボールを持っての当たり方
相手に絡まれた際、味方に出せずモールパイルアップされる

2.キックオフでのボール処理
蹴りこまれたボールのピックアップ処理が遅れ、一気に攻め込まれる

3.モールからのメイクライン
モールからマイボールで持ち出せた後に、フォロワーがいない。もしくはポジショニングが近すぎるためパスをしても相手タックラーから逃げられない。

4.デフェンスの遅れ
相手側のボールキャリアの動きを察知するのが遅く、ディフェンスの逆を突かれる。

この4点をなんとか改善したい。
これをすこしでも改善できたら、やりたいプレーをもっと出来ると思う。
そうすれば楽しく出来るんじゃないかな。

具体的な対策は
1.基本姿勢の再確認
2.ラフボールの扱いに慣れる
3.アタックラインのポジショニングの基本を再確認
4.ボールを見失わない事と、仲間への指示の声
そして、ハーフ10分間の集中力の持続。

以上、がんばりましょう!

5年 9.29

昨日で”あまちゃん”も終わり・・・ましたね~^^  今日は9月末 前期最後の練習だべ  みんなぁ~かっこええとこ魅せるべっ! (4番目の投稿か・・・・)

本日参加16名 そして、予定通り 新しい仲間!  合計17名   TRS5 総勢21名になりました。 いいですねぇ・・・ 仲間が増える。 いろんな練習ができる! 楽しくなる! 相乗効果です! 感謝です。
指導員今日もたっぷりと7名^^ コーチたちも楽しみが増えます!!  みんなの参加で いろんな良い練習ができます ありがとうございます。

練習でできて 試合でできない・・・  残念ながら本日も復習となりました・・・

本日、セルフチェックシートの確認 ラグビーノート検閲^^ その他打ち合わせの為 前半は他のコーチの練習をまかせっきりとなってしまいました。
声でてるかな???  仲間同士褒めあってるかな??? と心配しながら・・・

練習参加! 声は出てますが まだまだ 仲間を呼ぶ声! 仲間を褒める声! 少ないなぁ・・・もっともっと 褒めて! 声出せば 練習してる姿は”元気に”見えます  だそうぜ!!  名前呼んで 21番を早く楽しい仲間に引きずり込もう!  

と・・・厳しく書きましたが A&D では 声が出だしましたね。。。 一歩一歩かな。。。 声でてる仲間の真似をして 目立ちましょう! 試合いっぱい出たいとアピールしてください! 仲間も増えたからアピールしないと試合出れないかもよ^^???

今日は、Oコーチより ”ターゲット””ルック”と新しいラグビー用語を聞きました。
さて・・・ここでクエスチョン! これを見た生徒は考えて! ファイナルアンサー! ファイナルべんさん!  答えを投稿してください。  (ほんとラグビー用語進化していきます。 ついていかねば・・・ ヒントJAPAN で使われてるそうです。)正解者には・・・ 考えときます^^

本日の練習1番野郎は・・・ NO8 です。 声出して 練習したことをみんなでしようとしてました。
 トライするには 君達は どうしたらいいか?  こちらもファイナルアンサー?^^
ラグビーノートNo1は、No15 コーチのわからないところ、自分の感じたところ、。。。よかったべ!

”声”出さないと 14日の試合 じゃんけん選抜にするぞ!!^^ がははは・・・
楽しく元気に! ラグビーを好きに!!

最後に 投稿も 反省文もいいけど みんなが気づいた”いいところ” 募集します!!^^ コーチが気づいていない練習中・試合中の感じたこと教えてください。 背番号トークでね・・・・

6年生 9/29

9/29,先週の試合で少し元気がないかと思いましたが、元気に15名参加で延び延びになってしまっていた体力測定を行いました。各種目の上位3名を発表します。

1500m 走
①テツヤ
②リク(伊藤)
③フミヤ

50m走
①テツヤ
②ケイタ(堀)
②ケイタ(本國)

懸垂
①ケイタ(本國)
②リク(伊藤)
③フミヤ

キック距離
①ケイタ(本國)
②テツヤ
③リク(伊藤)

反復横跳び
①ケイタ(本國)
②テツヤ
②リク(伊藤)

今回は前回に比べ飛躍的に記録が伸びるということはありませんでした。前回も伝えましたがこの5種目はほとんどが自分で日々努力すれば、必ず伸びます。今回記録が良かった上記のメンバーはもともとその素質があったというよりも、その後の努力の方が大きいはずです。10月にまた行いますので各個人で努力を続けて下さい。
体力測定が終わり残りの時間が30分ほどだったので、まず前回の試合の問題点を全員で確認しました。キャプテンのケイタが試合後漏らした、後5分あったら勝てていたと感じたように試合に入ってからスイッチに入るタイミングが遅すぎる点、オフェンス、ディフェンスともに前にしかける姿勢がなかった、という点です。試合の入り方は練習が始まる瞬間から試合と同じよに切り替えることを確認し、前にしかけていくことは具体け的なプレーに当てはめながら練習しました。そして最後の10分だけですが一つ一つのプレーの意味を考えながらアタックディフェンスを行いました。前にも伝えたように週に一回の練習でまかなえないスタミナアップや、キックなどの個人スキルの向上はできる限り平日に少しづつでいいので、やっていこう。それとアタックディフェンスの最中に言ったように一つ一つのプレーにそれぞれの意味を考えてプレーをしていこう。どちらの肩で当たった方が味方につなげやすいか、トライに結びつける動きができるか、考えてプレーをして仲間にもそれを伝えて行こう。

9/29 2年生練習内容

9/29(日)十五中
参加人数:10名

やっと秋らしくなり、晴天の中での練習でした。次の試合までパスを重点的に練習し、パスでつなぐラグビーを 目指します。

1.パスの基本練習
ボールの持ち方、スナップを利かせると言う意味を説明した後、コーチ相手に短いパスを繰り返し行いました。 横一線になり、コーチが順番に動きながらパスの受け渡し、スライドして何度も何度も繰り返しました。

注意する点 ・パスを受けるときに、後ろにのけぞらない。後退しない。姿勢は前かがみでハンズアップ。 ・スナップを利かせてすばやくパスを放る。 ・必ずパスの声を出す。

3人パス 3人に三角形を作り、パスを放りながら前進していきます。次に前進と回転をしながら行います。 次に横に3人並び、その場でパス、真ん中の人は素早くパスをします。

1人で家で練習する方法 ・スナップを利かせて、その場で上にパスし自分でキャッチ 5回。

保護者の方にも少し、お手伝いおよびご指導させていただきました。パスは何度も繰り返し練習するしかうまくなる方法はありません。 家にラグビーボールがない人も他のボールどんなものでも代用可ですので、毎日練習をお願いします。

2.ランパス
スクラムハーフ、スタンドオフの2人で行いました。パスした後、すぐにフォローにつき。相手にる前にパスをもらいます。 更に、相手をひきつけてパス、TRYを行います。

注意する点 ・フォローは、真後ろにつく。 ・必ず右、左の声を出してパスをもらう。

3.練習ゲーム
パスを繋ぐことを注意しながら行いました。相手につかまる前にパスをするようにして下さい。コーチがパスと声をかけているタイミングを 憶えてください。 それとペナルティーをしてしまったチームは直ぐに、5m下がることを注意しました。大人でもなかなか出来ないのですが、すぐに反応して 下がる事を行ってください。

ps.本日、体験の生徒が1名来てくれました。体験2回目です。しかも経験者、足もはやく即戦力です。すごく期待していますので、来週も 参加お待ちしております。一緒にラグビーしましょう!

 

 

三年生をデザインする『流れとかたち』

茨木交流試合で4勝1分1敗の好ゲームを演じた生徒たちが練習グラウンドに帰ってきました(出席29名)。E28は同じ学校の仲間Daiki君を体験で連れて来てくれました。今日試合をしている中学三年(1勝1敗の素晴らしい試合だったとか)のスーパーアスリートと同じ名前、しかも少し説明しただけでラグビーになっている勘の良さと持ち前のハンドリング、スピードはコーチ陣垂涎の的。何としても33人目の仲間になって欲しいものです。

30人の熱気ムンムンの中、先週の試合のレビュー。ラグビーノートにできたこと、できなかったことを書いただけでなく、気づいたこと、できなかった理由など詳細に分析している生徒がたくさんおり、焦点を絞ったレビューができました。その中で、1点も取られなかったチームとたくさん取られたチームの違いについて考えて貰いました。個人面では「声が出ていなかった」「前に出ていなかった」という反省点が浮き彫りになりました。ではチームとしてどうか。この点についてはY3が気づいていました。「チームワークがなかった」。

チームワークについて考えてもらうために先週の3チームに分かれ、インパルスをやってもらいました。両手をつないでスタートの生徒から左隣の人の右手を左手で握り、握られた生徒が左隣の生徒に同じことをし、1周する速さを競います。何回やってもチームフィロソファーが一番早くインパルスを伝えていました。チームワークのあるチームは電流が早く流れるとわかった生徒たちに、「人間の流れってなんだ?」と問えば、「血液」、「ご飯」と以前質問した通りの回答がありました。「この流れがないと人間は死んじゃうね。流れというのは『生きたい』ということだね」。ではチームが生きているというのはどんな状態か考えてもらいました。これについてS1が一行ノートに大きな字で記入していました。「勝つことだけを考える」。

生徒たちには、よい流れをもったチームは強い、よい流れとは練習前から始まっている、時間通りに集まる(Y17は少し遅れたけど、他市の自宅からお父さんと何キロも走って来たそうなので、すでに大粒の汗とともに流れを作っているということ)、個人スキルを磨く、ユニットスキルを高める、そして最後にチームスキルアップに繋がるミニゲームなどをする、そうした流れ(こういう個人、ユニット、チームが組み合わさり、アンサンブルとなってプレーすること)がラグビー成功の秘訣だということを話して、個人スキルから練習開始です。

1.パス:15M四方のダイヤモンドに見立て合宿から始めた3人のパス練習。この練習のキーファクターは、両手をあげて(ハンズアップ)→パスされたボールを取る→(対面と次のパスする仲間を)見る→パスすること。これをこれからずっと忘れないように、「て(手)・と(取る)・め(目、見る)・パス」ということにしました。「てとめパス」です。この順番を間違えてノックオンをする選手は小学生に限らずトップリーガーにもいます。一生モノの基本を大事にしたいものです。

これでパスの通りが良くなったところで、生徒を集め、ボールのもらい方について画用紙に描いた攻守陣形図の2つのケースを比較して考えてもらいました。まず一つ目のケースは、スタンドオフ(フライハーフ)が(外側に)流れてボールを取るケースと二つ目は、このスタンドがパスを出すハーフの方に(内側に)取りに行きボールを取るケースです。ほとんどの生徒が後者のケースが望ましいと手を挙げていました。なぜか。図を見れば一目瞭然。流れてもらうと、スペースがどんどん小さくなってしまい、ディフェンスの思う壺となってしまうからです。

2.2on1のアタック・ディフェンス:「手と目パス」の意識を持ったところでアタック2人対ディフェンス1人の状況でディフェンスを抜く練習を行いました。アタック練習だけでなく、ディフェンスもアタック側に一つの方向しか見せないトラッキングを意識する練習となります。最初はアタッカーの正面あるいは2人の真ん中に立ち、両サイドの攻撃に備えようとしている生徒が多く、どちらにもディフェンスに行けないまま抜かれていましたが、徐々に早く出てスペースを消す動きが出てきました。

3.ストリートボール:4対4でトライラインのコーナーからボールを出して4人でトライを狙う攻防を繰り返す練習。トライ、タックル成立、ノックオンなどの場合、コーチの「ターンオーバー」の声に素早く反応し、攻守を5回変え、頭を瞬時に切り替える実践的な練習です。3本目あたりから疲労が見えはじめ、ディフェンス網がばらばらになっているチームがありましたが、よく頑張りました。

4.最後にチームフィロソファーとチームマッスルの間でミニゲームを行い、チームセイバーは当たりの練習を行いました。ゲーム結果はフィロソファーの圧勝。流れを感じさせる展開を繰り広げていました。

動くものはすべて、時がたつにつれて進化する流動系であり、流れを良くする形と構造を生み出す普遍的な現象であるとするコンストラクタル法則によれば、「動くものであるスポーツも進化を続ける流動系であり、この法則を使えば未来が予測でき、勝者になるべく運命づけられている集団もあれば、敗者で終わる集団もある理由がわかる」といいます。身長約196㎝のウサイン・ボルトと身長約193㎝のマイケル・フェルプスが北京オリンピックで勝利すると予測した論文を大会前に専門誌に送ったという掲題の本の作者エイドリアン・べジャン教授は、他の要因がみな同じならば、体が重くて背の高い(重心が高い)者が陸上短距離走で最も有利と結論つけています。因みに、胴長の日本人は重心が低い分、競泳に有利だと推論しています。じゃあ、うちの子にはラグビーでなくて水泳をさせようというのは早計で、ラグビーはチームスポーツ。チームとしてよい流れを続けていれば自ずと強い集団がデザインされていくとこの教授は述べています。よい流れをつくる練習をし、流れるようなゲーム展開のできるチームをデザインする。今日の生徒たちを見てきっとできると思いました。

生命は動きであり、この動きのデザインをたえず変形させることだ。生きていることはすなわち、流れ続けること、形を変え続けることなのだ。形を変えていく流れは、地球全体の流れをよくするように進化する。「多から一へ」だ。

☆1年☆茨木RS交流戦 13.9.23

第1試合vs寝屋川
○豊中11-0寝屋川
第2試合vs茨木
●豊中3-10茨木
第3試合vs徳島
●豊中5-7徳島
第4試合vs茨木
△豊中5-5茨木
第5試合vs寝屋川
○豊中13-4寝屋川

真夏のような厚さの中でよく頑張りました。
アタックはつなぐ意識、DFはしっかり止めることができていました。

この日で#9たいちと村木コーチが豊中RSを卒業となります。
ラグビーを続けていると、いつかどこかで会ったり試合をしたりすることが必ず起こります。
その時にはみんなの成長した姿を見せられるように、これからも練習を頑張りましょう。

6年生 茨木ラグビースクール交流戦

快晴のもと、茨木ラグビースクールさんとの交流戦を迎えることができました。集合時間前から個別に練習に取り組むほど気持ちは前に向かっていましたが、厳しい結果の一日になってしまいました。各個人で見ればいいプレーはたくさんありましたが、メインイベントとして捉えていた茨木ラグビースクールさんとの交流戦での敗戦はかなりのショックでした。たくさんの応援をいただいたのに結果を出せず、生徒たちは本当に悔しかったと思います。コーチ自身もここまで悔しいと思ったことは、自分で試合に出ている時以来です。
ただ、絶対にこのままでは終われません。ここから這い上がって行こう。課題は明確です。問題点を一つづつあらいだしだし、来週からの練習でクリアして行こう。
各プレイヤーへ一言づつ
1 ソウスケ 最もFWらしいプレイヤーだと思う。ポイントへ一番に向かう気持ちを試合中に忘れずに
2 カジン 本当によくがんばっていた。それだけに悔しかったと思うが、一緒に立ち向かおう。
3 ゼン ナイストライです。ゼンが活躍するとみんなが盛り上がります。だから常に活躍してください。
4 アユム いい突進があったが、あの突進をトライに結びつける次のプレーを確実に
5 リク 君に対し、多くのプレーを要求するがそれができる実力を持っています。責任を持ってみんなを引っ張ってください。
6 リョウタ タックルを何度も決めていました。格段にうまくなって行っている。
7 マサタカ もっとできる。気持ちをもっと前面に
8 アユム 大きい相手に怯まず向かって行けていた。
10 ユウスケ もっと積極的に。ディフェンスは安心して見ていれます。
11ケイタ 確実に狙ったところに落とせるキックの精度を高めること。バックスラインのアタック、ディフェンスのラインコントロール、期待していることは多いです。
12 ユキムネ 今回、合宿や讃岐遠征の時のようなリードや積極性が見れなかった。もっと好きにやっていいと思う。
13 リョウタ タックルやモールラック頑張ってました。もっと大きな声で指示、ボールを要求しよう。隣のお父さんに負けない声、期待してます。
14 コウスケ 1対1で絶対に負けない気持ちを強く持つ
15 ケンタロウ 合宿からの好調をキープしています。タックルをした後、受けた後のプレーをもっと素早く。
17 リオイ ディフェンスで前に向かって行けていた。次は攻撃参加でいいとこ見せてくれ。
18 フミヤ 徳島との第二試合いいところが出ていました。低いあたり、タックルを身につけよう。
20 ケイタ 前に出るタックルが今回の試合の課題だったが、そこをもっとこだわって欲しかった。それ以外は100点
22テツヤ グランドが広かったらもっとたくさんトライできたと思う。課題であったタックルが今回確実に脚をかきながらできていた。今回のMVP

茨木RS交流戦 4年生

天候不順などで、なかなかまとまった練習が出来ないままむかえた交流戦。
我々、TRS4年生チームにとって試合は「普段の練習の成果を発表する場」と据えている。
いわば、学校や塾での実力テストのようなもの。試合の内容は普段の実力がそのままそこに晒される。
勝敗の結果がその頑張りに対する評価となるのだ。

本日の相手は四国から徳島RS、寝屋川RS、そして北摂の強敵でライバルの茨木RS。
とはいえみな同じ小学4年生。気持ちでは負けるわけにはいかない。
そういう試合に臨むメンタルの調整もこれからもっと意識していかねばならない。

いまここで今日の試合結果についてコーチからはとやかく言わない。
メンバーそれぞれが内容や評価を既に感じていると思う。
もちろん、いい場面がいくつも見られた。思わず、「上手い!」と感嘆した場面もあった。
君たちの真のポテンシャルを確認できてほっとしてる。

しかし、反省点も最後にそれぞれ語ってくれたように、目の前には君達がクリアしなければいけない大きな壁があると思う。
それを肝に銘じて次の練習に臨んでほしい。

コーチとして今後の課題もいくつか感じ取れた。
モール、ラック、タックル、パス、ランニング、
メンバー個々の得意・不得意も垣間見れた。
我々も練習メニューを練り直し改善してゆく。
だから一緒に頑張っていこうではないか。

最後に、今日言い忘れたこと。
—-
8月の合宿においては、メンバー個々のスキルやモチベーションの向上が感じられていた。
これはなんのための合宿だったのか今一度思い出してほしい。
単なる林間学校ではなかったはず。
仲間との繋がりをしかと感じたはず。
チームワークで臨む、声を出して頑張ると、みんなで誓ったではないか。
・・是非思い出してほしい。

—-

三年生の真の賢者が『「経験知」を伝える技術』

心配された週末の雨も杞憂に終わり、逆に熱中症を懸念しないといけないほど厳しい残暑の中、伝統の定期戦が開催されました。夏合宿からわずか2回のチーム練習で北摂のライバル茨木RSさんにどこまでチームとして対抗できるか、ぶっつけ本番の気持ちで今朝を迎えました。少年球技場に到着するなり、チームフィロソファーのゲームキャプテンから挨拶と同時に受け取ったメモには鉛筆でこう大書してありました。

せんりゃく

つねにこえをだす。                                             グラウンドを広く使う。                                            ポケットでみんなでトライをとる。                                     一点もやらない。

この「せんりゃく」の下にチームのスターティングオーダーとサブスティチュートの選手名が記載されており、これを読んでコーチの不安はすっかり解消されました。

コーチの今大会の関心事は、三年生32人の大組織の「知識ギャップ」をいかに埋めるか、埋めるとすれば誰がその役割を示すのかをということ。知識ギャップとは、ある人が知っていることと、ある課題をうまくやり遂げるために知っているべきことの間のギャップのこと。夏合宿で新しい知識をフレッシュな脳内にたくさん詰め込んだ生徒たちではありますが、自分の頭の中ではすでに知っていると認識されているプレーでも、いざ状況の異なる試合の中で知識の引き出しから最適な解を取り出せるとは限りません。そのギャップを埋めるのは何かと考えたとき、偶然や運に期待しても始まりません。チームフィロソファーの名前の通り、「賢者の知恵」こそがギャップを埋めるのではないか。三年生の真の賢者は今日どう行動するのか。この一週間コーチのロートル化(すでに死語か)した脳内を跳梁していた仮説めいたものがあながち的外れではないと感じることになる6試合となりました。

第一試合:寝屋川RS×チームセイバー(Y3、Y5、H7、H13、R21、M23、R24、E28、H29、K31、H32)1-6負

試合前大の字になって目を閉じ、頬にそよ吹く風を感じた生徒たちでしたが、ゾーンに入った様子は未だ感じられないままキックオフ。3分間の膠着状態を破ったのは淀川の対岸チーム。先行されながらも、4分、合宿以降成長著しいチームキャプテンM23の中央突破トライ、さらにはY3の追いタックル(前半Man of the Match)、Y5のゲインラインを超える豪快なランと何度も相手の前進を阻止するタックル(後半MOM)、「やられたらやり返す、それが俺の流儀、倍返しだ!」と言わんばかりのハッスルプレーもここまで。試合後、他のチームが分析した通り、「ディフェンスが前に出ていなかった」、「声が出ていなかった」試合でした。それでも、大きな収穫は、初出場のH32が「次も出さしてください」と真剣な表情で志願したこと。モールの中でもみくちゃにされながらもボールに食らいついた闘志はこれからの成長に繋がるに違いありません。

第二試合:徳島RS×チームマッスル(K4、K8、H9、S10、K12、S14、R15、K16、K20、J22、T30)15-0勝

R15の突進からラック→J22のトライという勝利の方程式からスタートしたゲームは1分毎のトライラッシュ。相手スクラムから後方にこぼれたボールをH9が奪いトライ、R15はラック、モールサイドをうまくついて連続トライ。ここまでは経験知の豊富な生徒の活躍でした。ここからがこれまでと違う展開となりました。試合前の練習で激しい当たりを見せアピールするK8を急遽先発メンバーに起用。気合い十分なK8がオープンに走りこんで力づくのトライ。R15、S10のトライの後、またもK8のトライ(MOM)で前半終了。後半はK4の3トライ(相手ボールを横取りする技も伝授の難しい経験知の成せる業、MOM)、J22の2トライ、S14、R15のトライとベテランズの技の競演となりました。イメージキャプテン初選出のT30はフル出場ができず悔しそうでしたがが、先輩たちの流れるようなプレーを間近で見られたことは良い経験となったことでしょう。

第三試合:茨木A×チームフィロソファー(S1、T2、S6、Y17、T18、M19、S25、R26、K27)5-0勝

この試合の前に六年生の定期戦を砂被りの中央席で観戦した生徒たちのゲーム評は辛辣。「ディフェンスが前に出るのが遅かった」、「相手をノミネートしてない」。。。コーチも「タックルした後、T18のようにすぐに起き上ってボールに絡んでなかったね」とかぶせる悪乗り様。そこまで言うのなら見せて貰いましょう、三年生の定期戦。さすがにライバルのディフェンス網は固く、ゲームキャプテンT18のトライまで4分近く消費。その1分後には小さな巨人M19がジャイアンツの優勝を祝う(?)トライ。相手ボールのラックをオーバーして奪い自らトライする離れ技を披露(MOM)し後半へ。後半は「一点もやらない」せんりゃくを率先垂範するゲームキャプテンのワンマンショーが初っ端から開幕。前に出るハードタックル、敢えてタックルを脇腹に受けながら確実にフィニッシャーS6へオフロードパス、タックルからすぐさま起き上りオーバーしボールまで奪ってトライできるこの子はほんとに三年生?(MOM)

第四試合:寝屋川RS×チームマッスル 4-0勝

開始早々マイボールスクラムからの一次攻撃でサイドを突いたH9が難なくトライ(前半2本のトライの活躍でMOM)。2分にはR15がトライ。ここから相手チームの反撃が始まり防戦のうちに前半終了。先の台風で洪水に見舞われた淀川河川敷のホームグラウンドの芝に似たこの球技場に馴染んできたのか、後半も相手の勢いは収まりません。ところが、いつの間にかフライハーフのポジションを占拠しているK8がマイボールスクラムから出たボールを受け取るや中央突破のダイビングトライ。南半球のラグビーを見ているようでした。今頃お父さん、10回目の再生ボタンに手が伸びているかも。防戦の中、R15がタックルやオーバーでチームを鼓舞(MOM)し、一点もやらない引き締まったゲームとなりました。

第五試合:茨木B×チームセイバー 4-4引き分け

三年生の定期戦第二戦。なんとしても決着をつけたい試合です。その気持ちがプレーに表れたのはH7。相手に1点先制された直後、相手トライラインまで攻め込み最後はH7がボールを大事に抱えながら飛び込んでトライ(MOM)。このプレーでチームにゾーン入りのスイッチが入りました。E28のライン際の力強い突進、Y5のダイブトライ、ゲームキャプテンH13も漸くトライし良いリズムのまま3-1で折り返し。後半もチームキャプテンM23の前に出るタックルで流れを掴んだに見えましたが、さすがに伝統の一戦。立て続けに連続攻撃でトライを奪われ、残り1分でGC痛恨のインゴールノックオンで万事休す。いえいえそうさせなかったのはラストワンプレーでの左隅トライを決め、自らのミスを帳消しにしたM23(MOM)。この残暑の中でもコーチにペタペタ吸い付く癖さえ矯正されれば、すごいプレーヤーになりそうな予感はコーチ陣専らの評。

最終試合:徳島RS×チームフィロソファー 14-0勝

午後休憩なしの4連戦もこの試合が最後。予想以上に狭いピッチでポケット作戦こそ遂行されませんでしたが、みんなでトライを取るラグビーは追及できました。経験知を徐々に増やしつつあるR26の先制トライ(MOM)を口火にラッシュアワーが後半の最後まで続きました。S6の巧みなステップワーク、堅実なサポートプレーでの4トライは圧巻(MOM)。夏合宿からチームをリードし始めたS1もモールの中で何度相手ボールをもぎ取ったことか。S1からトライにつながることの多かった試合でした(MOM)。前日から調子を崩した上に突き指までしたテーピングが痛々しいK12も最後の最後にフライハーフのポジションに立ち、面目を施す中央突破のワンポイントトライはお見事。ここにも一点もやらない気持ちをプレーに出した生徒がいました。それはY17。前のプレーで歯が欠けながらも、自陣ゴール寸前まで独走した相手を指先でパンツを掴んでトライを阻止した捨て身のタックルでMOM特別賞受賞。ゲームキャプテンの思いがチームに伝播した瞬間でした。最後はそのGCが飛び込んでトライしノーサイド。

エキスパートが複雑な状況を瞬時に把握し、賢明な決定を迅速に下すのを目の当たりにしたとき、私たちは経験知の存在を感じ取る。そういう場面を何回か目撃すると、その人を『真の賢者』」とみなし、その人の知能に感心するだけでなく、その人の判断を信頼するようになる。」(表題のタイトルの本)

そういうチームの賢者たちが、チーム内の知識ギャップを埋めるような見本を身をもって見せてくれる。それを見たニューカマーたちが、新しい経験を受け入れられる心理状態になり、脳内にレセプターと呼ばれる受容体をつくるようになる。試合からフィードバックし、意欲的に周到な練習を行おうとする繰り返しによって経験知がチーム内に共有されていくとこの本の作者ドロシー・レナード(ハーバードビジネススクール名誉教授)は述べています。

三年後の定期戦の晴れ舞台がますます楽しみになった三連休最終日となりました。

5年 2013茨木交流戦

今回は3番手の書き込みかぁ・・・ 本日参加18名 指導員8名 ほぼフル参加 ありがとうございます。

昨年とは違い 前日からの好天に恵まれ 予定どうり午前3試合 午後2試合の予定どうりのスケジュールとなりました。

今日の試合の目標”声がかれるまで!!” そして、チームとしての意思統一 いくつかの課題輪与えて  練習したことをしようとするか? できるか?
大きな声をみんなで出して出陣です。

午前3試合
気持ちの途切れぬように 3試合とも全員参加で舞台に立ちます。 前後半に別れて全員で・・・

内容はまだまだですが・・・プレーでアピールできた子がちらほら・・・
もっとアピールして、メンバー選びでコーチを困らせるようにしてください。。。 まだまだできるはず!!
何人かは、新しいポジションにもがんばってプレーしてくれてました。 いつもと違う景色で見れた・・・?
”声”出して 一生懸命あきらめずにプレーして、仲間に良い影響を与えるように・・・
(まだ、難しいかな^^?)
まだまだ練習したことがゲームでできませんが、やっとチームとしてプレーでき始めたようです・・・ このまま 午後に突入できるか???^^

午後2試合
今回もタイムスケジュールの都合で、ゆっくりと食事時間が取れず・・・ これも2チーム体制の宿命か・・・? しかも連戦・・・ 贅沢な悩みかも・・・ ですね。
気合いれるぞー!!! あら?ジャンケン合戦で集中??? 無理ありデス。。。 午前3試合でお腹一杯になったかもしれないですねー・・・準備不足となっちゃいましたことは・・・否めないですねぇ・・・(ベロニカです) 午後は 接戦のいいゲームでした。  午前の流れをそのままに行きたかったんですが・・・
接戦となり いいところもアリ まだまだ雑なところもアリ・・・ 今後の課題です。

 今日は一生懸命プレーできたかな? みんなのために”声”出せたかな? あの時こうすれば、こうしとけば、声出しとけば・・・ 練習したことしようとした? 練習したことできた? コミュニケーションとれたか? そして楽しかった???
6年にむかって。。。がんばってなぁ。。。

本日5試合ありがとうございました。  また 寝屋川さん 徳島さん そして茨木さん と対戦できること楽しみにします。  もっと頑張って練習して。。。豊中はいいチームですね と言われるように!^^ また縁がありますように!!^^

そして、来年は6年、中央メインステージに全員で立ちます!!! 今度は、昼御飯しっかりと食べて。。。笑

てことで・・・☆No1☆
 ”声”は no3・13 アピール no5  ナイスランは no6・7・15・16
そしてMOMは・・・no11です!!  仲間に勇気を与えてくれました^^
ここに書かれるように 何かで1番になってください。

敢闘賞は・・・2・4・7・8・9・10・14・16・17・18・20以上!

次回 TRS5(現在20名)公演は14日in鶴見緑地です。。。 新しい仲間も増えるはず!!
それまでにきっちりと練習して。 素晴らしいパフォーマンスを見せましょう!!

キャプテンの情報分析楽しみにしています^^

幼年チーム茨木交流戦

【2013-2014幼年チーム】

茨木RS交流戦

日時:2013.9.23 10:00~13:30

場所:万博少年球技場

参加者:m1、t2、r3、h4、k6、s7、c8、k10、t11、t13、y14、h15、k16、g17、h18、h19、s20、k21、y22、h24、k26、h27、t28、k29

1)豊中vs徳島

2)豊中vs寝屋川A

3)豊中vs茨木

4)徳島vs寝屋川A

5)豊中vs寝屋川A

6)徳島vs茨木

7)徳島vs寝屋川B

今日は、徳島チームにも、助っ人で出場した為、全部で7試合と多く、子供達も疲れたのではないでしょうか。一緒にチームを組んだ聖流(読み方忘れた!)君とも仲良くプレーが出来ました。

試合の結果としては、ちょっと残念な結果でしたが、いいところも沢山ありましたし、課題も良く分かりました。

一番良かったのは、全員が試合中は、しっかりと追い掛ける(走る)事が出来た事です。一番の課題は、倒れた後、下に落ちているボールを取りに行く事でしたかね。

年長さんには、各一試合キャプテンを務めてもらいました。また、茨木戦はガチンコで戦ってもらいました。

コーチ独断の今日の賞は・・・

ナイスキャプテン:t13、k21

ナイストライ:r3、h4

ナイスタックル:y14、k16、g17

ナイスラック:k10、h19、h27

ナイスラン:m1、k6、c8、k28

ナイスファイト:t11、h18、y22、k26、t27

ナイスコンセントレイト:t2、s7、h15、h24

前にも書きましたが、コンセントレイト!!試合への集中力というのは、皆良かったですが、声掛けした時に、イイ目をしてた子を選ばせていただきました。

 

今日も出会いと別れがありました。徳島の聖流君との出会い。彼のパワフルさは、皆も見習おうね。そして、藤原コーチとの別れ。コーチは堺でラグビーを続けるので、次に会う時は、いいところを見せようぜ!!

9/23 2年生 茨木RS交流戦

参加人数:12名
参加チーム:茨木、寝屋川、徳島

今日は、毎年恒例の茨木RSとの交流戦です。何回目になるのかは解りませんが、いつも茨木とは好ゲームを行ってきましたので、コーチも楽しみにいています。 また、合宿の成果がみられるときですが、今年は、雨で練習が合宿後1回しかできなかっので、準備不足が残念です。しかしこれまでの最大12名、 初めて2チームエントリしましたので、思う存分交流戦を戦えたと思います。

今日は、とても暑い中での試合でしたので、熱中症対策と食事のことも考慮し、2チームに完全に分けて、計4試合行いました。

1試合目 vs茨木 6:4 勝ち
朝一の試合で、しかもメインの茨木とのゲームです。開会式の前に集まって、いっかりとアップし準備を整えて試合に挑みましたが、最初はやはり動きが固く、 TRYと取られてしまいました。コーチもなぜかグランドの外からみており、後ろから声を出すことを忘れておりました。しかしもうそろそろ後ろからのコーチの声 ではなく、自分たちの声でプレーをしてほしいと思っていますので、ゲームキャプテンは特に声を出して指示をして下さいね。 試合は時間が経過するにしたがって調子が出てきていい試合が出来ました。

2試合目 vs寝屋川 0:9 負け
相手の大きさと力強さで圧倒されて、どうしてよいのか解らなく、涙をこらえながらの戦いでした。決してスコアほどに力の差はありません。茨木と寝屋川のゲーム じゃ8対8の同点でした。レフリーを担当しましたが、茨木の一生懸命な表情がプレーすごく出ていました。豊中の悪いところは、相手が強いとあきらめてしまうところです。 力でかなわないなら頭を使って工夫して相手を止める。パスで相手を抜き去るなど、これからの課題です。決してラグビーは力だけのスポーツではありません。 次に対戦した時は、リベンジしましょう!

3試合目 vs徳島 10:0 勝ち
相手の強い生徒は大きな1人が特に目立っていましたが、その生徒を止めれば怖いものはありません。見事ノーTRYに抑えて完封勝利でした。

4試合目 vs徳島 5:4 勝ち
暑さも最高潮に達していましたが、今日最後の試合です。時間が空いてしまい、なかなか気持ちが切れていましたが、なんとか体を当てて盛り上げました。 キックオフでは、走ってボールをもらい、どんどんボールを展開していくことが目的でしたが、徳島も先ほどの試合の悔しさもあったのか、力を振り絞って 攻撃してきました。豊中もいつもフル出場しない、2人が出ていましたので、試合中にポイントを絞って、2人で大きな相手にディフェンスに行くように指示 し続けました。だんだん調子が上がっていき、どんどん前にディフェンスに行けるようになってきました。自分の長所を自覚しプレーに自信が出来たのだと 思います。この調子でどんどん練習してラグビーをうまくなりましょう。その影響もあり、周りのメンバーもしつこくプレーをするようになり、相手に抜かれても 最後まで追いかける粘りがみられました。最後は、1TRY差で勝利することが出来ました。

今日は、コーチがへとへとでしたので、あまり話が出来なかったですが、はやり合宿の効果が随所に出てきていると思います。チームの雰囲気もすごくよくなって いますし、頼もしい限りです。これから毎週練習してうまくなりましょう!運動会も頑張ってくださいね!

 

 

10月以降のスケジュール掲載につきまして

保護者・指導員および関係各位
平素はスクール活動にご理解ご協力いただきましてありがとうございます。
お問合せいただいております10月以降のスケジュールに関しましては、現在編集中でございます。
今月末頃目処に確定した情報から随時掲載してまいります。
ご了解の程宜しくお願いいたします。

6年生 9/15

9/15、来週に茨木スクールさんとの交流戦を控え合宿以降、なかなかできなかった練習を雨天の合間に行うことができました。朝早くからグランドの整備をしていただきました保護者の皆様ありがとうございました。
試合が迫っているため、予定していた体力測定は延期し試合に向けた実戦を意識した練習を中心に行いました。
まず、ウォーミングアップと感覚を思い出す為に2対1で来週の試合でもトライに結びつける最終の動きを再確認しました。やり始めた去年に比べ格段に余らせてフィニッシュまで持っていく確率は上がっています。
次に、前回の練習でも確認した再少人数でモールを形成しトップスピードでそのサイドを突破する豊中6年生の攻撃の核になるスキルの徹底です。オープンスペースへの展開を意識し当たる肩と開く方向を確認しながらよりスピードに乗った攻撃を練習しました。
そして、合宿での個人目標においても最も克服したいという生徒が多かったプレーのタックルの練習に入りました。パワーフット(踏み込む前足)と飛び込まず、バインドしたあとも脚をかき続けることを意識しながらラインを想定した1対1のタックルを行いました。一歩インサイドに立ち外に追い込むように相手のプレイヤーの走るコースを消しながら、内にカットインされた時は逆の肩で入ることを確認し、まずはバインドまで、次に倒すまでと順をおって行いました。リク、カジンが特にうまくできたと思います。その後、より実戦に近い2対2のラインディフェンスを行いましたが、コツをつかむまでにはもう少し練習を重ねなくてはいけないかもしれません。
最後にゲーム形式のアタックディフェンスをしたかったのですが、時間が足りないため、3チームにわかれてモールゲームをしました。それまで出ていなかった声がよく出るようになり、練習に活気が出てきました。やはり、試合を意識しやすい練習は自然と声が出るようになっています。それまでの練習ももっと試合が意識しやすい練習にしていくべきだと反省しました。スキルアップを意識しすぎていたかもしれません。次回以降の練習では自然に声が出て集中できる練習を考えてきます。
来週はいよいよ、小学生として最後のラグビーシーズンが始まりを告げる最初の試合である茨木ラグビースクール、徳島ラグビースクール、寝屋川ラグビースクールとの試合です。合宿で定めた目標を達成させるための第一歩です。合宿の成果、練習の成果を思う存分出し切りましょう。6年生保護者の皆様、それ以外の保護者の皆様、特に昼からの茨木ラグビースクールさんとの対抗戦はその日のメインイベントと考え試合にのぞむつもりです。成長した彼らの姿を見てあげてください。よろしくお願いいたします。

三年生が『実力を100%発揮する方法』

コーチは夏合宿から1ヶ月半ぶりの参加で懐かしい生徒達31人と再会できました(1人欠席)。ただし、出席の1人(A11)はラグビー以外で骨折してしまい完治まで相当時間がかかるようです。合宿で大活躍し秋のシーズンが本当に楽しみでしたが、あせらずゆっくり治して、ラグビーができる喜びを来年たっぷり味わってほしいものです。

今年度上半期は好天続きでしたが、下半期は週末崩れる天気のサイクルで茨木定期戦まで2回しか練習できませんでした。今日雨という天気予報に反し曇り空で練習できたのはラッキーでした。

練習時間90分という限られた中で、合宿のおさらいです。合宿で集中して取り組んだ課題のタックルでは対面との対峙の仕方、ギャップを作らないように仲間と平行にアップを意識して3:3のアタック・ディフェンスを行いました。野球のダイヤモンドに見立て、四角形の各辺に4人が等間隔に立ち、コーチが「1塁」と呼べば、1塁上の生徒がハーフ役としてホームあるいは2塁方向のいずれかにパスして攻撃を開始し、対面の4人が防御することを何度も繰り返しました。合宿後半で始めた練習を思い出して即座にできる順応性が高まっています。

次に相手にスペースを消され囲まれた時にヒットで前進する際のコンタクトの仕方をおさらいしました。1:1のコンタクトができたところで、2:1でアタック側のサポーターの入り方を初めて練習しました。初めてながら前のボールキャリアーのお尻に肩をつけてうまく前進させることができました。

最後に合宿で最も印象に残ったと感想文に書いていた「ポケット」練習を行いました。早大ラグビー部の名監督として知られる日比野早大名誉教授は近著『誇りをかけて』でこう書かれています。

監督が「こうすれば勝てる」という戦法を明示し、部員も「それならできる、必ずやり遂げてみせる」と誓って、一年をスタートする。敗れたときには、何ができなかったのかを掴み出して、新しいスタートを切らなければ、同じ轍を踏むことになる。敗戦には、次の勝利へのヒントが必ずあるはずだ。

コーチから明示された「ポケット」戦法に生徒たちが次の試合で使ってみたいと感じ、一生懸命取り組んでみる。そんなワクワクしたポジティブな気持ちで試合に臨めば、たとえ作戦ができなくても、勝利のヒントを掴み、チームが一つになっていくような気がします。余談ですが、この本に最も多く登場する日比野氏と同期入学の早稲田OB片倉氏。同じ日にラグビー部の初練習に参加し(定刻に行ったのに「遅刻」という早稲田の厳しさを物語るエピソードも書かれています)、ジャパンでも一緒に活躍された方ですが、お孫さんが三年生の生徒にいるというのもラグビーの不思議です。

練習終了後にメンバーを発表しました。今回は3チームで6試合を戦います。

応援団長:A11

チームフィロソファー(賢者)vs茨木A(第9試合)、徳島(12):S1(チームキャプテン=TC)、T2、S6、Y17、T18(ゲームキャプテン=GC)、M19、S25、R26(イメージキャプテン=IC)、K27

チームマッスル(筋肉)vs徳島(4)、寝屋川(10)、:K4、K8、H9(TC)、S10(GC)、K12、S14、R15、K16、K20、J22、T30(IC)

チームセイバー(守護神)vs寝屋川(1)、茨木B(11):Y3、Y5、H7、H13(GC)、R21、M23(TC)、R24、E28(IC)、H29、K31、H32

心は最大の味方でもあり、最大の敵でもある。生徒には合宿のミーティングでゲームを決めるのは天候や相手などの外部環境ではなく全て自分の内面の捉え方で決まるという話を繰り返しました。生徒が自分自身をどれだけコントロールしているか、生徒の心がどれだけ生徒自身にプラスに働いているかを示す指標を「ポジティブ・インテリジェンス(PQ)」と呼ぶそうですが、その発案者シャザド・チヤミン氏が表題の近著で、PQを改善する方法を三つ提案しています。

方法①:妨害者を弱める

生存脳(生き残りを目的とした脳の領域)の主たる原動力となる妨害者は、たいてい自分を正当化し、あたかも味方であるように、極端な場合には自分自身であるかのようにふるまう。本書ではこの妨害者のボスを心の中の「裁判官」としてわかりやくす説明しています。まず、この妨害者の思考や感情が現れたら「また、裁判官が現れて、おまえは失敗すると予言している」と言い出したと冷静にラベル付けすることで、妨害者を弱めることができるそうです。ここからチーム名をセーバーとしました。

方法②:賢者を強める

自分の中の妨害者を弱め、賢者の視点に切り替え、試練に出会うたびに賢者パワーを借りて解決法を見つける。作者はこの賢者の視点の好例を最後に中国の有名な故事で例えていますので、最後に紹介します。日本でも有名な故事成語になっています。賢者パワーは共感力、探究力、革新力、方向づけ、実行力の5つとのこと。ここからチーム名はフィロソファー。ハリーポッター賢者の石のことは全員知ってると手を挙げていましたが、その賢者のことだよと言えば、口を横に開いて難しい「フィ(phi)」の発音を始める三年生は探究心旺盛です。

方法③:PQ脳の筋力を高める

腹筋強化のために毎日腹筋トレを課すように、未発達なPQ脳の筋力アップのために毎日反復レッスンが必要とされます。何もしないと生存脳という最も原始的な部分の反応(「戦うか、逃げるか」に焦点が絞られ、不必要な脳や身体の機能はすべて低下する)が活性化され、生存よりも成長や繁栄を目指す賢者の力は制限されてしまうそうです。そうならないために賢者の視点のもととなるPQ脳を鍛えるという考え方です。子供は生存脳とPQ脳のバランスが大人よりずっとよく、大人になるほど生存脳を利用する割合が増え、PQ脳が衰退し、たえずストレスや不安にさらされ、免疫力が落ち、寿命が縮み、幸福感も得られず、業績もあげらないと作者は断言しています。PQ脳の筋力強化法はいたって簡単で、毎日の生活習慣の中で意識を変えるだけ。たとえばスポーツをやるときは、足に体重がかかる感覚、顔にあたる風、手にボールが触れる感触などに神経を集中させてみる。上の空で考え事をしそうになったら払いのけて、ボールの回転する様子などに神経を集中させてみるだけで「ゾーンに入る」状態(何の苦も無く、流れるように身体が動いてしまう状態)が得られるようです。一年生のときテニスボールを2個積み上げる課題に取り組んだ生徒たちには朝飯前のトレーニング法です。そこでチーム名をマッスルとしました。説明が長くなりましたが。

さあ、来週どんな天気になろうが状況のせいにせず、PQ脳を高めて臨む定期戦でどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみです。

【雄馬の物語】

 年老いた農夫が十代の息子と一緒に農場に住んでいた。農夫は美しい雄馬を飼っていて、愛情込めて世話をしていた。農夫はこの馬を年に一度の地元の品評会に出品した。馬は一等賞をとり、隣人たちは快挙を祝おうと集まってきた。農夫は静かに言った。「何が良くて何が悪いかなど、誰にわかるだろうか」。農夫の反応の意味がわからないまま、隣人たちは帰って行った。

 翌週、馬の値段が上がったことを知った盗賊たちがこの馬を盗んだ。隣人たちが農夫を慰めようとやってくると、農夫はやはり冷静で落ち着いていた。「何が良くて何が悪いかなど、誰にわかるだろうか」

 数日後、暴れもののこの馬は盗賊たちを振り切って農場に逃げ帰り、途中で仲良くなった野生の牝馬を数頭連れてきた。興奮して祝福する隣人たちに、年老いた農夫はまたも言った。「何が良くて何が悪いかなど、誰にわかるだろうか」

 数週間後、農夫の息子が野生の牝馬の一頭を調教しようとして振り落とされ、足を折ってしまった。隣人たちがお見舞いに訪れると、農夫はまたも言った。「何が良くて何が悪いかなど、誰にわかるだろうか」

 翌週、皇帝の軍隊が村にやってきて、勃発したばかりの戦争に若者たちを引っ張っていった。老いた農夫の息子は足を折っていたので徴兵をまぬがれた。隣人たちにはもはやお祝いに訪れたりしなかった。農夫の反応がわかっていたからだ。「何が良くて何が悪いかなど、誰にわかるだろうか」