5年 7.28

本日、ひさびさの一人行動 原チャで・・・3中まで
参加18名  指導員6名 暑い中 ありがとうございます!^^  そして親御さんたちも・・・ありがとうございます。

練習前 バタバタと用事を済ませ 遅れ気味の練習参加。  さて”声”・・・は・・・

傍からしばし観戦・・・ 出てないですなぁ・・・ コーチが話しても ”はい”の大きな返事も無し・・・いかんいかん・・・ 全然 アピールがないまま・・・

”声”出てないから コミュニケーションもほとんど無し・・・ ただ走ってパスして・・・ミスしたらプレーを止めて・・・ ミスばっかりでした。  
これでは だらだらと暑い中時間をすごしているだけですね(厳しく言っちゃいます)
コーチの声ばっかり・・・ですねー

”声だせよー”の声は聞こえますが その声の主達は・・・プレー中は静かになります・・・

しっかりとアピールできてたのは NO8と20と3かな・・・ 後は・・・><  3人ではチームでけへんですやん><

最近 同じことを毎週書き込んでいる状態のように思えます。  
”覚醒!” しような・・・そろそろ  ^^ 元気な子供は声を出す!!  

さて 来週はGSKです  GSK!! 笑・・・
今年のテーマは、当然に”声”  声が枯れるくらいになった子が GSKのMVP 基準!!

三年生のリーダーが『人を動かす、新たな3原則』

来週はいよいよ夏合宿。今年の前半戦も今日が最終日となりました。皆勤賞候補者も6人(S1、Y5、T18、M19、S25、T30)に絞られてきました。家族との想い出作りの夏休みにスクールの夏合宿を優先いただき、今年も1~31番まで全員参加の申し込みをいただきました。大変有難いことです。入校したばかりのH32は来年一緒に楽しもうね。

今日、ラダー&ミニハードルで一汗かいた後、生徒を集め質問しました。「なんで合宿すると思う?」。「うまくなるため!」「ライバルに勝つため!」「強くなるため!」と素早い反応が返ってきます。「じゃあ、強くなるってどういうこと?」と問えば、「負けない」「あきらめない」と即答が返ってくるところはさすが三年生。「他には?」・・・H19が大きな声で「はい!」と手を挙げ、「心強い」と難しい言葉を一言。「心強いって誰が誰にいう言葉かな?自分自身に対して言うかな?」。皆、首を横に振っています。「そうだね。僕は心強いって言わないよね。H19君が自分のチームにいて心強いよって言ったりするんだよね」。三年生との対話で合宿の本質が見えてきたところで、なぜ合宿をするのか、三年生の目指すところをコーチから説明しました。「一、二年生の時は自分自身がうまくなることを考えればよかったけど、三年生の合宿では、どうしたら仲間に心強いと思われるプレーヤー、人間になれるかを考えて欲しい」。

チームビルディング2年目の今年は、FJIコーチの発案で、今年から31人を5つのチームに分け、各チームの構成員全員が様々な役割のリーダーの自覚をもって合宿生活に臨んで貰うことにしました。チームリーダー、それを支えるサブリーダー、整理整頓リーダー、食事リーダー、風呂リーダー、プレゼンリーダーという役割をメンバー全員で分担して貰います。プレゼンリーダーとは、ミーティングでチームに課題を出したときに、皆の意見をまとめて発表するリーダーです。予想通り、「なんで整理整頓リーダーなん?」と言い出す生徒がいました。整理整頓を侮るなかれ。皆なの知っているミスド。その創業者は20代の頃、1万戸を訪ねトイレ掃除などの奉仕活動を行い、人をだましてでも儲けようとする商売ではなく、人様にお役に立つ商売の道を探究する出発点とした例もあります。そんな話をすると生徒も整理整頓リーダーも悪くないかなという顔に変わった様子。皆勤賞候補のT30も「先週の二年生の試合で役に立ったような気がする」というようなことを日記に書いていたように、誰でもチームに貢献したいと思っているはず。与えられた役割をまずはやってみることが大事だと思います。ノートルダム清心学園の渡辺和子理事長(今の三年生と同じ9歳のとき、最愛の父親が自宅で二二六事件の犠牲になった場面に遭遇するという壮絶な経験をされています)も近著でこう書かれています。

「どんなところに置かれても、花を咲かせる心を持ち続けよう。境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。「現在」というかけがえのない時間を精一杯生きよう。」

各チームのメンバーと役割は以下の通りです。

チームアース:チームリーダーR26、サブリーダーK12、整理整頓リーダーJ22、食事リーダーY17、風呂リーダーA11、プレゼンリーダーT2

チームファイアー:チS14、サS6、整M19、食R21、風T30、プK8

チームエアー:チY5、サS1、整K27、食H7、風R24、プT18

チームウォーター:チK16、サR15・H29、整K20、食K31、風S25、プS10

チームチェンジ:チM23、サK4、整E28、食Y3、風H13、プH9

これらのチームを束ねる合宿中のキャプテンは日記で立候補のあったS10としました。副キャプテンは手の挙がったH9です。練習の指揮だけでなく、校歌の指揮役にも大いに期待しています。なお、生徒には言っていませんが、最も頑張ったチームを合宿最後のミーティングで発表・賞品を授与します。該当チームなしなんてならないよう合宿のときだけはピリッとして欲しいものです。いつものように風変わりなチーム名の由来は、合宿明けのレポートの中で触れたいと思います。

生徒にも話しましたが、合宿で全員が何かをつかんで下山して欲しいスキルはタックル。今日の練習もタックルをテーマとしたものでした。まず、コーチが両手を拡げてコーンを持ち、10メートル離れ、ずらしてポジショニングした生徒が笛の合図で5メートル素早くアップし、5メートル以降は小刻みな足の回転で前進したところでコーチが左右いずれかのコーンを手から落とします。生徒は落ちたサイドに素早く反応して駆け抜ける練習を行いました。日記にS1が「はやくはんのうできるようになる」と今日の目標を書いた通り、相手の動きに的確に反応する練習です。ラダーで毎週小刻みな動きが身についていて、よい動きが散見されました。

次に実践的な練習として、15メートル四方のグリッドの一角を起点としてX軸、Y軸の5、10M上にそれぞれ一人づつ配置し、起点から45度の方向3Mの位置にあるボールを拾い上げた生徒がパスする側2人がまっすぐ攻撃、パスされなかった側2人が90度角度を変えて防御する(タックルなしのホールド)ゲームを行いました。ディフェンスの出方を確認する練習ですが、一人目のボール保持者が確実にファーストディフェンダーの動きを確認し、パスするか、自分に来なければ、インサイドに切れ込んで行くという判断力も鍛えられる練習です。三年生ともなるとファーストディフェンダーの寄りが遅いとパスせず楽々内側からゲインしていました。

仕上げとして、ストリートボールのラグビー版(タックルあり)をたっぷり行いました。グリッドのコーナーからアタック側がボールをバックスラインに出し、ずらして立ってノミネートする防御網をかいくぐりトライすれば再度同じ攻撃権が与えられ、ターンオーバーされれば、相手に攻撃権が変わるという攻守の切り替え力が求められる練習です。3回目にして漸く慣れてきた生徒達の動きがよくなってきました。

最後に、紅白戦と新人を中心とした生徒で二年生との練習試合を行いました。また一段と強くなった二年生に足元をすくわれる下剋上となりました。経験値の差が出たのか、サイズは関係ないと悟られたか完敗だったようです。う~ん(マンダムなんて言ってる場合じゃなくて)、ほんとうに二年生侮り難しです。

合宿では生徒個人個人が100%出し切ることは勿論ですが、三年生に覚えて欲しいことは、他人を動かすスキルです。それは、他人を使って自分は何もしないというのではなくて、自分自身を売り込むことによってチームを活気づかせて人を動かすことです。風呂リーダーや整理整頓リーダーは見た目かっこよくないと映るかもしれないけれど、一生懸命取り組む姿勢を仲間はきっと見ているはず。リーダーを「買って」でて、自分を「売り」こむという矛盾のような言い回しの中にチーム活性化の糸口が隠されているような気がします。

コーチの好きな世界のベストセラー作家の一人、ダニエル・ピンクについては、これまで『ハイコンセプト』、『モチベーション3.0』を題材にしましたが、今回出版された表題の作品も近未来の社会的リーダーのあるべき姿(企業名や肩書ではなく、個人の名前で応援される人物像)を考えさせられた逸品です。同氏は、人を動かすうえで必要とされる新たな特性として、「同調」、「浮揚力」、「明確性」を挙げています。他者や集団との調和をもたらす力、精神的強靭さと楽観的見通しを併せ持つ力、不透明な状況を理解する能力を発揮しながら、相手の持つものと自分の持つものを交換することで、チームの進歩を促す。三年生には難しいコンセプトですが、与えられた場所で精一杯頑張ってみることで、仲間がよい方向へ動き出すのではないかと密かに期待して山に向かおうと思います。