5年生 北摂大会 レポート

5/30 万博運動場

参加者:17名
コーチ:7名

前回のスクールおよびビデオミーティングでの反省を踏まえて挑んだ大会です。
テーマはズバリ「タックル」です。東大阪と豊中の違いをビデオで見てよくわかったと思いますが、今日は、正しい姿勢で、低く倒しに行くディフェンス(タックル)が出来るかどうかが課題でした。

また、強豪吹田RSにどれだけ食い下がれるかをコーチは楽しみにしていました。

試合前の練習では、先週練習がなかったこともあり、だらだらムードがチームに漂っていました。そこで、kコーチの一撃!と試合前の、厳しい練習でみんなの気持ちが切り替わりました!

この1年間で目標としている、気持ちの切り替え(試合モードに入る)が今日は怒られながらも出来たようです。

1試合目:vs吹田   1-3 負け

前回の東大阪同様、大阪で一、二番を争う強い相手だと思います。みんな最初から気持ちが集中していい試合が出来たと思います。タックルもよく頑張って前に倒しに行っていましたよ!
吹田も必死になって中心選手が大きな声を出し、チームを引っ張って攻撃して来てましたので、そうゆうところは見習って下さい。スコアでは負けましたが、十分通用するところ(特にアタック)もありました。

2試合目:vs摂津  10-0 勝ち

1試合目同様、ディフェンスが出来るかどうかが課題でしたが、残念ながら相手のプレッシャーが弱いこともあり、豊中も相手に合わせ、ディフェンスはダメダメでした。いつも自分たちのペースで、相手のプレッシャーが弱い場合でもどんどん攻めましょう!
ラグビーでは、いつもで100%の力を出し切ることが大事とされています。
しかしアタックではみんな気持ちよく走れており、随所によいプレーが見られました。

3試合目:vs吹田  1-5 負け

午前中のリベンジを誓い、みんな頑張りましたが、結果的には負けてしまいました。
午前中での試合と同様よくディフェンスにはよく行っていました。負けた原因はもっと他のところにもありますが、1人1人がしっかりとディフェンスに行けば負けることはありませんので、やはり確実に相手を止める!倒す!ことが重要です。

4試合目:vs茨木 4-3 勝ち

前回のスクール大会のリベンジを誓った対戦でした。最初は押され気味でしたが、途中、巻き返しのトライ後にはみんなの勢いが増し、逆転勝利を収めることが出来ました。ディフェンスをうまく行うと、相手があせり、チャンスが訪れます。そのチャンスをうまく繋ぎトライが生まれたものと思っています。

今日の試合は、ディフェンスが課題でしたが、前回の試合より数段よくなったと思います。このまま練習を続けてディフェンスが出来るチームに成りましょう!また、アタックに対しては、よく出来ていたと思います。みんなで色んなプレーを考えて試して下さい。

<今日の反省点>
●ディフェンス
・揃って出ていない。試合直前の練習でも行いましたが、バラバラにいくら早く出ても相手には簡単に抜かれてしまいます。FW、スタンドオフが率先して前に出て、それに追従するように他のバックスは前に出てください。
・スタート(反応)が遅い。ボールが出ている(又は、スクラムハーフが手にボールを持っている)にもかかわらず、ディフェンス(ボールを取りに行く)が遅れています。みんなで「出た!」との声を出して(特にスクラムハーフ)、一刻も早く相手をつぶしに(ボールを取りに行ってください。)

●キックオフ
・アタック時に深く蹴り込むことは出来ていました。特に相手がとれずにタッチを割りラインアウト(相手ボール)になった時は、ゴール前での最大のチャンスですので、FWは何とか相手ボールを取って下さい。今日の試合でも何回かありました。
・キッカーはもっと高いボールを蹴って下さい。まだまだ低いボールなので、FWが追いつきません。いつもキックの練習をしていますが、高く蹴れるように教えます。一番高く遠くに蹴れる人をキッカーとします。
・ディフェンス時は、最初のポジションが決まっておらず、固まっており、空間が出来ていました。どこに蹴られてもいいように、9人がグランドに広く広がって下さい。

●モール、ラック
・相手にボールを取られる(又は、つかまれる)場面が多く発生しました。相手に捕まると思った時には、ワンプュシュ(相手に強く当たる)を行い、相手をのけぞらせるようにして、マイボールをキープして下さい。相手にボールを捕まれた場合も、何とかして相手の手をボールからはがすように、サポートの人も含めて努力して下さい。
・ボールに位置を見失っている人が多くいます。ボールを持っている人は、大きな声で「俺が持っている!」とコールし、サポートの人は、その人が味方にボールを出せるようにして下さい。ボールの位置を把握せずにがむしゃらに押してもボールは出ませんよ!

●アタック
・アタックについては、よくボール回しが出来ていましたが、トップスピードでもらえるようにもっと練習しましょう!アタックについては、どのチームよりも上手く出来ていたと思いますので、自信を持ってどんどん上手くなれるように練習しましょう!

ps.最初に気持ちの切り替えの目標を書きましたが、試合に挑むためには、日ごろからの準備も必要です。試合当日には、体調をベストに持っていくことも重要な準備です。睡眠、食事等自分なりに整えることも行いましょう!試合当日は、一旦集合がかかったら気持ちを切り替えて下さい。全員が集中し対戦モードで試合に挑めば今日のようにいいゲームが出来ます。また閉会式までの時間みんなが楽しそうになかよく話しているのを見るとほほえましく思いました。チームみんな本当に仲がよく、楽しくラグビーが出来ていると感じました。来月は静岡遠征もあるし、楽しみですね!

幼年 北摂大会

5月30日万博での北摂大会に参加しました。好天に恵まれ参加21人の子供たちもすっかり日に焼けた事でしょう。

成績は1勝3敗でしたが閉会式ではスクール総合で3位の敢闘賞を受賞しました。優勝は吹田でしたが幼年はその吹田に勝っているので自信持ちましょう!

みんな楽しかったかな?

6年生最後の北摂大会

今年の北摂大会は一昨日の肌寒い気候から一転した日差しの厳しい大会となりました。暑く砂埃の舞う中、豊中ラガーメンは敢闘賞という好結果を残しました。優勝は吹田RS。統率の執れた素晴らしいチームだったと思います。豊中も高度なテクニックなどではなく、ボールへの執着心や自主性では学ぶべき点が多くありました。

さて、6年生のテストマッチ4試合、先週の練習が大雨で中止になったことが吉と出たのか、はたまた凶と出たのか。生徒のラグビーに対する飢餓感は募っていたようですが、春先からテーマにしていたことが抜け落ちてしまった試合運びに父兄やコーチのイリテーションばかりが募る試合だったかもしれません。テーマは、ボールの再獲得だったのですが、できた選手とできなかった(意識がなかった)選手に差が出たようです。全員が意識付けできるようになることが次の課題です。

しかし、緒戦の東淀川戦は主力を欠く相手とはいえ、能勢RSとの合同チームで大柄の選手に気持ちで負けたか、開始早々、モールサイドをハーフに潜られトライ献上。ところが、K17の右ゴール前でのがめりで形勢逆転、今日は練習からファイト満々のK14が初トライ。その後、先ほど活躍のK17が駄目押しのトライ(公式戦初トライ?)でハーフタイム。後半は、快足ウィングK20の右隅トライ、前回の花園から成長がみられるM1のスクラムサイドからのトライ、センターに回ったK5のリーチを活かしたインターセプトからK20へロングパスでトライ、K5はその後、独走トライ、締めはK9のトライで7‐1の勝利。Size does not matter.

午前2試合目は、人数の足らない島本RSに高槻の主力選手がフォワード、バックスに混在し、この助っ人衆に終始翻弄された試合でした。後半盛り返すも2-5の敗戦。

お昼休みを挟んで午後は、北摂の永遠のライバル茨木RS。5年生になってフォワードからバックスに変わったセンターがペネトレーターとして縦突進を繰リ返し、豊中のディフェンス網を切り裂き、矢継ぎ早に2トライ献上。Y13がトライを返すも1トライ差で折り返し。後半も敵センターにトライされ、最後、K5がトライし追いすがるも1トライ差のままノーサイド。

ファイナルマッチは、これもライバル箕面。タイプ的には両チームとも、おっとり型チームの印象があり、相手の気持になって合わせてくれるKYラグビーか、これまでの練習試合では引き分けが続いていました。今回も前半は悪癖の受け身ラグビーで2‐1の接戦(K13の自陣ゴール前からのウナギステップで独走トライ、ハイタックルでペナルティを食らったD7も汚名返上のトライ)。後半は、朝から体調不十分のK9が最後の力を振り絞っての2連続トライ、K13の2連続トライと続き、最後は、K20が敵2人を次々と振り切って堂々のトライ(これぞWinger)でノーサイド。7-1の勝利。

6年生になると週末だけでなく、平日も自主的にトレーニングしていることがプレーでわかる選手が出てきます。そういう選手の行いは、For the Teamの気持で身体を張ったプレーや仲間を鼓舞するプレー中の発言、コーチのアドバイスに自分のこととして聴くといった態度に現れるようです。6年生のコーチはプレーに対するアドバイスを行いますが、あとは選手の自主性、創造性に任せたいと思っています。元フランス代表のジャン・ピエール・リーブ氏の以下の名言のような大人になって欲しいものです。

ラグビーは少年を最も早く大人に変貌させ、大人に永遠に少年の魂を抱かせる。
私がラグビーから学んだことは、人を制圧することではなく、人と共に生きることだ。
だから…ラグビーは素晴らしい。