カテゴリー: '21-6年生チーム

合宿2日目

午前 TAコーチ、HAコーチ、TOコーチも到着し、コーチもそろいました。 まずはラダー、リアクションの練習。昨日に引き続き2:1のグリッドデイフェンスの練習です。かなり止められるようになったので、もっと斜めの位置からスタートするなど、どんな場面でも相手から見て横に並べるように進化させたらいいと思いました。

次は、 円陣を組んだところから、横一線に並んでノミネートし、一斉にタックルする練習です。手前から、1,2,3,4とポジションを埋めていくべきなのですが、1,2,4,3になってしまったりすることも多く、まだまだ練習意図が伝わっていない感じでした。これも味方の位置と相手を両方見なくてはならない練習なので、重要です。  ここまでで試合の時間となりました。

第1試合 VS1年生 1:6 新人を主体にチームを組みました。ベテランの中に入れるとなかなかボールを持つ機会も少ないので、試合慣れしてほしいという意図だったのですが、まだ相手エースの鋭いフェイントにどう対応していいかも分からずどんどん走られてしまいました。点差が開いてくると、さらにテンションも下がり、大差での敗北となりました。ここでの収穫は、いい応援の声が出ていたことでしょうか。ただ、「がんばれ」ではなく、「ひろがれ」とか「ついていけ」とか情報を伝える声が出ていました。また、負けてしまったことついて、試合に出ていなかった子たちが本気で悔しがっていました。「くやしい」「負けるのはいやや」などという声がチームメイトの方から聞こえ、まとまったいいチームになりつつあるのを感じました。

第2試合 VS1年生 10:1ぐらい? 1試合目で新人を使い果たしてしまったので、1試合目に出ていなかったメンバーを中心に、1チーム3人の編成で、どんどん交代させながら出場させました。3人しかいないので、一度抜かれると後がいないから、うまく広がって守ろう、といって送り出しました。前で良く守りましたが、結局は体格差が大きく、こちらも大味な試合になってしまいました。HOコーチのチーム編成に工夫が足りませんでした。反省。

宿舎にて 。「合宿ではラグビー漬けになって、ラグビーの漬物になってもらいます」と校長が毎年言っています。HOコーチは2年生をラグビー漬けにするために作戦を練ってきました。まず、持参したゴムボールは、練習時間中には使う暇がないので、部屋に全て転がしておきました(もちろんキックやあてっこは禁止)。また、100円ショップで買ったバスケットゴールを設置。ハンドリングドリルや鳥かごなど、使い方はずいぶん教えてきたので、多くの子が勝手に遊び始めました。ボールは最終日に片づけるまで部屋においていたので、たくさんボールを触らせることができました。

午後。ラダーのリレー(負けチームはキラキラジャンプ)、リアクションの練習から始めました。 次は、4人ずつに分かれて中抜きの練習。オフェンス3でパスをして、ディフェンスに入ったコーチを抜く練習。これはかなり上手になってきましたが、実戦にはなかなか生かせません。実戦でどう使わせるかが今後の課題だと思われます。最後は、モールになった時に、3人が入って、両脇に一人ずつ付く練習です。これは、相手を見て、味方の人数を見て、左右を見て、という具合に見なくてはならないところがたくさんあるので難しく、なかなかうまくいきません。人数をぱっと見る練習や相手をノミネートする練習などを繰り返していくしかないように思います。

夜 7:30からは前日と同じくミーティングです。前日にKJコーチが合宿の個別目標の聞き取りをしていたので、それを発表してもらおうと思いましたが、KJコーチが誰にも言わないという約束で聞いていたことが判明。言ってもいい人だけ発表するということになりました。発表したのは全体の3分の1くらいだったと思います。H15の「倒しきるタックル」という目標に対して、昔「壊し屋林」という名選手がいて・・・、といった話をしたところ、「それならば壊し屋Y」になる、という決意表明がありました。H15は、翌日の試合では、猛タックルを連発し、「炎のタックル賞」獲得。ちょっと煽り過ぎてしまった感があるので、頭から飛び込んでしまわないように(今のところ大丈夫ですが)気を付けさせたいと思います。 8時からは昨日と同じくKJコーチによるじゃんけんゲームで盛り上がりました。8時半からは、絵本「地球」加古里子著福音館書店の読み聞かせです。まだまだ。読み聞かせが嬉しい年ごろなんですね。本日も無事終了しました。

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2 thoughts on “合宿2日目

  1. 合宿ありがとうございました。合宿の試合を拝見させていただき、試合に出ていない子ども達が試合をしっかり見て応援してる姿など、急な成長にビックリしました。ただ、周りの仲間からの声援の中で、「壊し屋」という言葉のニュアンスに少し違和感を感じました。潰す気持ちを持ってタックルに行くことは大事ですが、タックル=相手を前に行かさない、倒すことで、相手に怪我をさせるためのものではないと思うので。苦笑
    自宅でもタックルの意味、タックル怪我のないようにする、ちゃんとしたタックルの仕方など、伝えたいと思います。

    合宿を通じ、毎年様々な面で成長が見られ、親として嬉しく思っております。と、同時にコーチの方々や、お手伝いして下さる保護者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。今後もご指導よろしくお願いいたします。

  2. コメントありがとうございます。思いつくままに「壊し屋」と言ってしまいましたが、おっしゃるようにタックルの本来の目的とは違っていますし、小学生に言うのは適切ではありませんでした。このようなたった一言が大きな影響を与えてしまうことがあるので、言葉には本当に気をつけねば、です。タックルの目的、そのためにはどう倒したいか、などをしっかり説明していきたいと思います。
    「ビッグタックル」では抽象的すぎる気がしますし、分かりやすい目標となるようないい言葉はないでしょうか?