カテゴリー: '21-6年生チーム

11/5練習と進化の芽

今日も休みが多く、スクール生10人と体験のSくん、計11人での練習になりました。

まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。体験のSくんもなかなかの足運びでした。指示した足の運びと違ってしまうこともあるのですが、1年全体として、脇から「違う違う」と声を掛けると聞こえるようになってきたように思います。自分が集中していることにしか注意が行かず、脇から何か言っても聞こえないというのがこの年頃の子どもの特徴だと思いますが、少し聞こえるようになってきた印象です。ラグビーでは、相手を見て、味方の位置を見て、ボールがこぼれたら反応し、後ろからの声にも反応して、という具合に回り中の状況に気を配りつつプレーしなくてはならないわけで、周りからの声が聞こえることも重要です。コーチとしては、声を掛け続けることを心掛けたいと思います。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。未だに片手10回や3回拍手10回連続もおぼつかない子もいます。家で練習しましょう。キックキャッチ10回。ボールを小さく蹴ることができず、ドカーンと蹴ってしまっては拾いに行っている子もいました。この年頃ではまだ自分の体を思うようにコントロールできない場合も多いので、いろいろな動きをさせて、思うように動く練習をさせるのが重要な課題だと思います。ボール交換10セット×3。横に並んで横パス(ボール5個を3往復)。横パスでは、どうしても体全体を左へ向けて捕って、半回転して右を向いて投げる、ということになりがちです。今回は距離近めでやったところ、体を正面に向けたまま、手だけで左で捕って右へ回す、またその逆、といった動きをする子が現れ、進化の芽が見えたように思いました。この動きを全員ができるように練習していきたいと思います。

次は、7~8mのグリッドを作り、向こう側の二つの角からディフェンスが一人ずつスタート、こちら側の辺の中央から攻撃側一人がスタートして、ディフェンス2人が連携して一人を捕まえる、という練習をしました。夏合宿でやった練習です。味方の動きも見ながら、二人が並んで前に出れば確実に捕まえられるので、相手の動きと味方の動きを両方見る練習です。相手しか見ていないと、自分が右側にいるのに、左側に捕まえに行ってしまい、自分の右側を抜かれることになります。10人中8人くらいまではできるようになったかなという感じです。なかなか難しいですが、全員ができるようになって、試合でも縦に重なってしまった時にヤバいと思って前に出て、横に並ぶというような感覚を共有できるようなチームになったら本当に強いチームになると思います。今回は、捕まえて倒すところまでにしましたが、これで倒れた相手を乗り越えてボールをうばうところまでやるのもいいと思います。

 次は、裸足になって倒れた相手を跨ぐ練習です。前回は人の体を跨ぐこと自体にためらいがあったように思うので、どんどん跨ぐ練習です。2チームに分け、最初の1人以外全員が1mおきくらいに1列に横に寝ます。最初の一人がそれを跨いで地面にタッチ、次も跨いで地面にタッチ、としながら終わりまで行ったら自分も寝ます。それを確認したら二人目がまたスタート。全員がゴールするまで競争です。ちょっと慣れたかな、という感じでした。ボールを拾う動きも入れられたらよかったと思うのですが、次はどうするか考えます。

 最後に紅白戦です。最近、練習中にボールを渡すときなどに、子どもが長いパスを投げるのを見ることが多くなっています。先ほどの2対1の練習でも、ゴールラインに持ち込んだボールを次の子に渡すのに、グリッドの反対側まで6,7mをポーンと投げて、それがちゃんと相手の胸に行って、渡された子も難なくキャッチしたシーンがありました。そろそろどんどんパスをするようなゲームも練習に取り入れていっていい時期に来ているように思います。今回は、とりあえずスクラムやラインアウトでの開始時に長いパスをしよう、ということでやってみましたが、難なくやっていました。例えば、ラインアウトでボールをもらった一人目が二人目に長いパスをしたところから開始とか、スクラムでは、3人目が長いパスをしたところから開始、とかいうルールでやると、お互いに広がった状態でゲームをすることになるし、いいところでパスをもらえばフリーに動けるといった実感をもてるではないでしょうか。

 

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