カテゴリー: '21-6年生チーム

10/30練習とラックのリアリティ

今日も休みが多く、11人参加。島津製作所での6年生の試合の応援に行く子が抜けたりして、少人数での練習になりました。

 まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。また、近くに古タイヤがたくさん転がっていたので、これをくぐる動きをしてみました。ちょうど1年生の体の大きさに合った穴があいていたのですが、お尻が高くなり過ぎて引っかかる子が多かったように思います。自分の思ったような態勢がとれることも大切です。

 このタイヤが、力の入る体勢の練習にちょうどいいということで、横に倒したタイヤを押す競争をしました。ここでは、それなりに形にはなっているのに、足が滑ってしまって進まない子が目立ちました。そういう子の足元を見てみると、運動靴を履いているか、スパイクの突起がすり減ってしまっているかのどちらかでした。1年生くらいだと、足裏の面積に比べて体重が軽いため、滑りやすいのだと思います。こういう思わぬところでパフォーマンスの差が出てしまったりしますので、保護者のみなさん気を付けてくださいね。

 ここでこの体勢を覚えてもらうために新しいゲームを導入してみました。名付けて「アリンコ相撲」。まず、二人が四つん這いになって、数十cm離れて向き合います。真ん中にアリンコの餌であるボールを置きます。頭で当たると危ないので、肩で当たってボールが足元に来るまでオーバーできた方が勝ちです。やはり相手がいて、勝った負けたとやると盛り上がりますね。

今日の紅白戦では、モールがどんどん動き、パイルアップをとる場面がほとんどありませんでした。夏休み前までは、全員がボールに行ってモールが止まった状態になっていたのが、最近は試合でもモールを押すシーンがよく見られます。押す態勢の練習が実ってきているのかもしれません。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。横に並んで横パス(ボール5個を2往復)。片手アンダーハンドで投げる練習。未だに片手10回や3回拍手10回連続もおぼつかない子もいます。家で練習しましょう。ただ、試合ではパスされたボールを全員が危なげなくすぱっと捕るので、安心して見ていられるようになってきました。まだ横から来たボールをとるとか、横にパスするなどのレベルとは大きな隔たりがあり、どうやってそこまで持って行くかは課題です。

 次は、試合で見つかった課題であるラックの際のルールと動きの練習です。

まず、ボールキャリアがボールを持ってきてボールダウンします。これに相手一人、味方一人がついていて、相手は寝ているボールキャリアをまたいでボールをとるか、スウィープする。味方はボールを拾って前に出る。今回は、とりあえず動きの形だけをしてみましたが、なかなかうまくいきませんでした。その原因としては、まず人の体を跨ぐことに慣れていないように見えました。当然ですよね。人の体を跨ぐなんていうのは、日常生活ではダメと言われてしまう行為なので、慣れていなくて当然です。次回の練習は、マルチグランドなので裸足でできそうなので、転がってくるのを跳び越すとか、横に並んで寝ているのを順に跨いでいく競争など、跨ぐ練習をしてはどうかと思います。

 もう一点問題点の指摘がありました。この練習はボールキャリアが適当にボールダウンするところから始まりますが、それではわざわざ倒れる練習をすることになってしまいます。倒れたくないのに期せずして倒れてしまった。そこで素早く乗り越えてボール争奪が始まる、というシチュエーションであるべきなのですが、どうやってリアリティのある練習にするかはとても難しいと思いました。

 最後に紅白戦です。今日は途中で6年生の応援に行った子もいたので、4人対5人での試合になりました。タッチラインから押し出される直前にバックフリップパスのような形でボールだけ生かしたT11のプレイや、当たってボールを置いて押すなど、ボールをつなごうとする意識の見られるいい試合になりました。先ほども書きましたが、モールがよく動き、パイルアップもほとんどありませんでした。あえて言うならば、ディフェンスでギャップを埋める意識をもう少し持てればいいかな、と思いました。また1対2のディフェンス練習をしてみてはどうかと思いました。

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