カテゴリー: '21-6年生チーム

赤ちゃんキャッチとアーリーキャッチ

さて、ゴムボールを使うとしてどのようにキャッチすべきか、です。

幼稚園児はふつう「赤ちゃんキャッチ」(と私は名付けていますが)をします。手を下に垂らし、手のひらを前(投げる人側)へ向けて、胸でボールを受け、上から手で押さえるという捕り方です。

しかし、ラグビーでは、胸の前に手を出して、前に出ながら手で受けるようにします(アーリーキャッチ)。テレビで試合を見るとそうしてますよね。その理由は3点あると思います。

1 まず、胸で受けると重心が後ろへあるため、タックルを受けたらひとたまりもなく倒れてしまうが、前で捕ると重心が前へいっているので比較的倒れにくいこと

2 胸で捕るとボールを持ち変えないとパスできませんが、手で捕ればそのままパスができること

3 胸で捕るときと前で捕るときの時間差。前で捕るポイントから胸までボールが飛んでくるわずかな時間差が明暗を分けるときがある。

どうやったら早くマスターできるかを考えたあげく、顔より高いところに速いパスを投げることにしました。こうすると、赤ちゃんキャッチをしている子は、手が後ろからボールを追いかけることになるため間に合わず、頭上10cmのところでもボールが通過してしまいますので、がんばって手で捕る努力をせざるを得ません。

4月の練習開始時に簡単に手でキャッチすることができた子はおそらく一人二人しかいなかったと思います。それが、体力測定を除く練習5回1000キャッチほどで、キャッチに関しては安心してみていられる子2割、へっぴり腰ではあるがなんとか手でキャッチしている子6割、まだ赤ちゃんキャッチしている子2割という感じになってきました。

 

あと少しです。全員がパスを楽に手で捕れるようになったら次のステージへ行けます。

保護者の皆さんへは、手でボール(柔らかいボールを使ってください)を取る練習をさせるようお願いします。

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