カテゴリー: '16-6年生チーム

「週4時間に生きる」二年生

降水確率80%を覆す予想外の天気のおかげで予定通り花園でのスクール大会がつつがなく終了しました。「自分が多数派の側にいると気づいたときこそ、立ち止まって自分と向き合う時である」とマーク・トウェインが言ったとか。20%の確率を信じることがいかに大事か痛感しました。

二年生は4チームに分かれて4時間にほぼ連続で6試合も緊張感のあるラグビーができました。結果は3勝3敗。1試合を2つのチームが前後半に分かれて闘ったので、チーム毎の戦績は、チーム・レッド=2勝1分、グリーン=2勝1敗、ブルー=2勝1敗、ピーチ=1勝2敗でした。1年前のこの日、大泣きに泣いた彼らが、心身ともにたくましく成長したことを実感できた大会となりました。参加した22人全員がコーチ達の心に響くプレーをたくさん魅せてくれたので、マンオブザマッチの選定は苦労しました(表彰は明後日の練習開始前に行います)。以下、生徒達の4時間を記しておきます。

[第一試合:寝屋川戦]

①前半/チーム・ブルー(H7、Y17、M19、R21、R24):相手ボールのKO。気負いすぎたかノーホイッスルトライ献上の苦しい立ち上がり。劣勢を立て直すべくゲームキャプテンM19が骨折から復帰の初戦で右に左にスイングしてのお試しトライ。相手反則からすかさず右隅に連続トライでエンジン全開のあとは古傷の不安を払拭するタックルも完璧な仕上がりでした。終了間際、R21が課題としてお父さんと取り組んだ布団タックルの成果が出ました。美しい追いタックルでトライラインを堅守(MOM)。3-4の接戦の形でチーム・グリーンにバトンタッチできました。

②後半/チーム・グリーン(Y3、Y5、K8、K16、R27):前半の流れそのままにイメージキャプテンY5が大きなストライドでゴール左隅を狙う走りを見せるも、いずれもタッチに押し出されトライならず。最近早出してラグビーの一連の流れを掴んだ様子のR27がエッジの効いたステップでトライラインを超えたものの、濡れたボールを置きに行ったためインゴールノッコン。再度チャンスが巡り、今度は落ち着いてトライとし同点に(MOM)。次はベテランY3(チームキャプテン)までもあろうことかインゴールノッコン。次のトライチャンスではボールを抱えて飛び込みトライ。終盤R27二度目のトライで追いすがるも時すでに遅し。6-8でノーサイド。

[第二試合:高槻戦]

①前半/チーム・ピーチ(S1、K4、K12、R15、S25):1年ぶりの対戦はマイボールKOで再開。さすがに相手ディフェンス網は固く、K4を起点に連続攻撃を仕掛けるもトライに繋がりません。逆にタックルを受けたところでオーバーされヤンボール→そのままサイドをつかれてトライ献上。一年生時の試合が脳裏に蘇ります。そこで終わらないのが収穫期を迎えたピーチ軍団。S25がスペースを駆け抜け→K4→R15と電流が流れたようなトライ。試合前、チームが円陣になって「勝つぞ!」の無言信号を送ったインパルス練習の成果が早速出ました。5分までの1-1のイーブンを破る相手トライで逆転されましたが、R15が自陣ゴール左隅直前で追いタックルでピンチを凌ぎます。7分、ラックからS25が躊躇なく飛び込んでトライ。その後のタックルでもチームに大きく貢献しました。終了間際にR15が縦突破し、最後はS25がトライ。先週の練習でコーチにすえられたお灸の効果が早々と出ました(MOM)。3-6でチームレッドに襷を渡しました。

②後半/チーム・レッド(T2、S6、H9、S10、S14、T18、J22):味方オフサイドの反則からすかさず相手エース18番に先制トライを許すも、イメージキャプテンJ22が突進しトライラインを超え反撃の狼煙と行きたかったところでしたが、懐かしのインゴールノッコン。しかし、これで勢いづいたレッド軍団。T2がゲインラインを超えタックルを受けた後の捨て身のダウンボールをS14の素早い寄りでT18に繋いでトライ。チームキャプテンH9も落ち着いたプレーで加点し2点差まで詰め寄りました。ペナルティから相手18番の速攻トライで引き離されても、H9のトライで食い下がりました(MOM)。最後はゲームキャプテンS6からS10に繋いでトライ。前半の3点差をそのまま引き継ぎ8-11でノーサイド。何かに着実に近づいて来ました。

[第3試合:枚方戦]

①前半/チーム・グリーン:この試合でもマイボールKO早々R27がスピードで抜き去りトライ。同じく二年生から入校のK8も存在感を見せつけます。ボールを小脇に抱え、可愛い横走りから縦に切り返すところや首タックルを取られこそしましたが、素早いアップは彼らしい強気の側面が見えました。あとはパスのタイミングさえつかめば一人前です。彼らに経験値では負けないY5が左に器用なステップでトライ。タックルでも大きく貢献しました(MOM)。ゲームキャプテンK16もうまくY3に繋ぎトライとなったプレーやタックルを随所で見せていました。Y3も今度は指先だけ触れる最後まで諦めないタックルでゴールを死守。最後は自らの左右に揺さぶる華麗なランでトライ。5-2で折り返し。

②後半/チーム・ブルー:M19が確実なタックルで相手反撃の芽を積んだあとは、最近大阪の自転車レースで優勝した(本人談)Y17のトライショーの始まりです。今日は3連続トライで試合を決めました(MOM)。チームキャプテンR24もプレーでは黙っていません。ペナルティからスペースを抜けてトライのあとは、模範的なタックルで成長ぶりを見せつけました。最後はR27が今日覚えた頭から飛び込むトライで10-6のノーサイド。

[第四試合:堺戦]

①前半/チーム・レッド:開始2分、J22が力強いゴール前密集のガメリトライで均衡を破ったあとは、T18のタックル、J22のターンオーバー、S6のトライの三重奏。S14も低いナイスタックルでT18トライ。今日のS14はチームを鼓舞するタックルで貢献(MOM)。T18のうまいフェイントでトライの他、H9、T2のタックルからS10のトライ、締めはT18のトライで6-2。

②後半/チーム・ピーチ:後半は、S1、K4、R15の三重奏で加点し、13-6でノーサイド。MOMはタックル、ブリッジ、トライでゲームキャプテンの使命を果たしたR15。

[第五試合:大阪戦]

①前半/チーム・ブルー:Y17が左ライン沿いを走り抜け先制トライのあとは、M19、R21がトライ。R21はこの試合で相手の突進を止めモールとしボールを押さえ込んで離さずマイボールスクラムや、ターンオーバーに繋げての大活躍。M19、Y17のトライのあとは、またもR24のタックルがひときわ光彩を放っていました(MOM)。8-0の零封で最後のバトンタッチ。

②後半/チーム・グリーン:K8が今度は2本のトライで大活躍(MOM)。R27も3本、Y5は2本とトライを重ね大円団。

[第六試合:阿倍野戦]

①前半/チーム・レッド:昨年勝利した相手とはいえ受身に回れば手強い相手とわかっていながら、受身のプレーで序盤から0-3の苦しい展開に。しかし、落ち着いたS14のトライ、S6のタックル&トライ、ペナルティからS14→T18と繋いで同点に追いつき、ゲームキャプテン意地のドライビングモールで逆転トライ。高槻戦で一人涙したT2が目の覚めるタックルとトライ(MOM)で5-3。

②後半/チーム・ピーチ:虎の子の2点を瞬く間に失ったところで、S1がひとり気を吐きトライで6-5(MOM)。ここから勝利の三重奏どころか、タックルできない、モールも押される、ラックもターンオーバーの三重苦を背負い大逆転負け。味方ラックから出るボールへの相手の二人懸りの激しいプレッシャーは学ぶべきところがありました。ピーチ軍団は今回の試合で受けて勝てる試合はないことを痛感したことでしょう。明後日の初戦から飛ばして欲しいものです。

冒頭の降水確率で思い出しました。結果の80%は原因の20%から出てくるという「パレートの法則」。会社の2割の社員が8割の成果をあげるなど、様々な文脈で語られる法則ですが、今日勝てなかった原因の2割(最も勝利を遠ざけた要因)を明確にし対策を打てば、8割もの高い勝率に繋げることも夢ではないかもしれません。仕事を重要なことに制限すると、仕事時間が短くなるという考え方も80/20の法則です。今日「週4時間」という短い集中した時間の試合体験で何が重要なことかがわかってきた二年生。明後日の8試合で理解力が試されます。

「苦しみに強くなるのではなく、勇気の要ることを行う強さを育てよ」(マキャベリ『君主論』)


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「週4時間に生きる」二年生” への2件のコメント

  1. コーチの皆様、保護者の皆様、うっとおしい天気の中、お疲れさまでした!

    毎週試合をこなしている私ですが、子供たちの試合を生で観戦するのは久々でしたので、期待と不安でドキドキしながら観させていただきました(^_^;)

    R15も昨年の花園での高槻戦のプレイバックを見るかのようなゴール寸前での追タックルを見せてくれてどんなトライよりも一番嬉しかったです(*^_^*)

    チームとしてはレベルアップしていることは言うまでもありませんが、個々のレベルアップが見て取れて「選手間の差が縮まってきているなぁ」というのが印象でした。これが積み上がっていくと考えると数年後がホントに楽しみです!なんせ26人もいるんですから(#^_^#)

    で、昨日の試合ですが、全ては観れていませんが、いい突破をしていいダウンボールをするところまではかなりの確率でできていたと思いますが、「相手との反応の差」が勝敗を分けたかなという印象です。一つはキャリアー(またはポイント)への寄りの早さ、もう一つはポイントに寄った時のボールへの反応です。一つ目はみんなが結構な割合で右へ左へ行くのでなかなかついて行くのも難しいと思いますが、二つ目は結構もったいない場面が多かったなと思いました。
    二人目が早く寄れていて目の前にボールがあって相手もまだ来ていないのに拾わずにオーバー(ブリッジ)をして、結果相手の二人とかのオーバーにプレッシャーを受けてターンオーバーされる場面が多かったように思いました。
    オーバー(ブリッジ)が悪いことではないので、それを形とするなら3人目の寄りということになり、結局、一つ目の「キャリアー(ポイント)への寄り」ということに集約されるでしょうか(^_^;)

    アタックの話ばかりですが、今の2年生レベルではディフェンスでもほぼ同じことが言えるかと思います。相手が孤立したときのジャッカルなど。
    前半5分はできていてという集中力の問題もあるようにも思いますが。。。;^_^)

    長々とエラそうにスミマセン。。。
    できる子たちなのでつい高望みをしまっているラグビーバカの戯言だとご容赦ください(>_<)

    明日も思う存分暴れてもらいましょう!ヽ(^0^)ノ
    残念ながらR15出場予定試合には間に合わなさそうです(T_T)

    • R15父さん、
      本当に個人差が無くなってきました。あとは勇気とかインスピレーションといった定性面の差だけでしょうか。
      キャリアに最も近い選手が適格なアクションができるかが課題ですね。二年生の試合後、六年生の試合を応援しましたが、相手との差はブレイクダウンの寄りにあったようです。六年生の課題に二年生が取り組める幸せを改めて感じました。
      明日の第一試合で流れに乗ったピーチ軍団の勇姿が楽しみです。