カテゴリー: '16-6年生チーム

二年生としてのトライネーションズラグビー

9日間もあったゴールデンウィークも今日が最終日ということもあってか、昨日以上に生徒が集りました(25/26人)。生憎、途中で雨となり、一年生と幼年さんは早く切り上げましたが、二年生から中学生までは終了予定時刻まで頑張りました。雨だから弱気になるわけでもなく、逆によく走れるくらいの気持ちだったのでしょうか、日に日に逞しくなる生徒達です。

今朝はお父さんと自主練をしている生徒が一時間前からいました(遠目には星一徹・飛雄馬父子のシルエットに見えましたが、そんなことないですよね)。30分前には20人近く集まりましたので、全体の練習開始前ではありますが、1対1のフェイント練習を行いました。ボール出しから全て生徒にやって貰ったところ、スムーズにパスがハーフ役→スタンド役→走り込む生徒へと繋がっていました。K12のハーフ役が走り込む生徒の名前を呼んで、昨日からのテーマ「二つのことを同時に考える」こともちゃんとできていました。

全体練習では、まず、大きな円の中で6人対6人のボールのパス・妨害を行い、気付いたことを生徒に質問しました。「声を出す」(T18)、「ボールを持っている人に近寄る」(R15)、「動き回る」(T2)などすぐに手を挙げて改善点を指摘していました。この後、ランニングとパススキル強化のため、3人の10Mダッシュ・一番速い生徒へのポップパス→遅れた生徒へのパスを行いました。昨日から始めたメニューでしたが、動きが鋭敏でしたので、続いて5人でランパスをやって貰いました。トップスピードでパスを受け取ることが目的ですので、意図的に前に投げる「スローフォワードランパス」を行いました。風が吹いてノッコンしやすい状況にもかかわらず、ほとんどノッコンせずに5人が見事なまでトップスピードで速いパスを投げたり、受けたりしていました。ルール(ロー)違反ですが、この練習目的の上での効果は絶大です。なんと新人の二人も普通にできていました。子供たちはランパスが好きですね。「全員合格!」と言ってもやめようとしませんでした。コーチにとっては悪夢が蘇る練習でしかありませんが(当時流行ったランパスの歌は文末に)。

雨の中、全員で膝つきタックルを行ったところで、来週のメンバーを発表しました。今回は3チームですので、世界トップランクのトライネーションズ3カ国に綾かって、チーム名を「オールブラックス」、「ワラビーズ」、「スプリングボックス」としました。生徒にはやはりオールブラックスがいちばん人気でした。手を合わせて発表を待つ生徒もいました。

オールブラックス(vs 東淀川A、箕面A):S1、T2、S6、K12(チームキャプテンTC)、H13(イメージキャプテンIC)、S14(ゲームキャプテンGC)、R15、Y17、T18  低いタックルと素早い集散でランニングラグビーを貫け!

ワラビーズ(vs箕面B1、茨木B):K4、Y5、S10、M19、K20(GC)、R21(TC)、S25(IC)、R27 今日のオールブラックスとの引分けは大きい。俊足R27にラストパスを!

スプリングボックス(vs島本B、箕面B2):Y3(TC)、H7、K8、H9、A11(IC)、J22、M23、R24(GC) ICの突進を起点とした攻撃は最大の防御。ピンチにはH9、J22がいる。R24の采配に期待!

今回はキャプテンを総入れ替えして北摂のライバルに臨みます。今日のミニゲームでもゲームキャプテンらしいプレーを見せてくれたK20など、既にキャプテンの片鱗を見せた生徒もいますので、来週が楽しみです。

練習終了後、生徒にはそれぞれのチームキャラクターの塗り絵用紙を配布し、来週までに好きな色で塗り絵と試合でやりたいことを書くように言っておきました。グランドには1枚、ワラビーズが落ちていましたので、今頃、困っている生徒がいるかもしれません。その場合は、オーストラリアRFUの英語のウェッブサイトに子供のファンコーナーがあり、印刷できます。→http://www.rugby.com.au/tryrugby/KidsRugby/KidsFunZone/ColourInWally.aspx

因みにオールブラックスの塗り絵はこちらです。→http://www.challengerugger.co.nz/#art/3

残念ながら南アフリカのサイトには塗り絵はありませんでした。

♪ランパスの歌(内山田洋とクールファイブ「そして神戸」の替え歌)

ランパス~ 泣いてどうなるのか~ 足の遅いわが身がみじめになるだけ~

濁り水の中に 球を投げ落す

そしてスローが終わり そしてトップに替わる

誰か他に足の遅い 相手捜すのよ~

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7 thoughts on “二年生としてのトライネーションズラグビー

  1. この二日間、子どもたちが今までよりさらにアグレッシブになっていくのがわかりました。

    チームとして成長しようとしている瞬間のように思えます。だから、昨日は練習悠終了時間が来ても、ほとんどの子どもたちが「まだやりたい!」と叫んでいたのでしょう。

    ミニゲームで声が出ているばかりでなく、今日はピッチ外で仲間のゲームを見守っていた子どもが、立ち上がってチームメイトに大声で指示していました。その姿に驚き、かつ一種の感銘を覚えました。
    ミニゲームといえども、彼らは真剣かつひたむきでした。
    正直、「自分もあのような純粋さを失ってはイケナイ」と思ってしまいました。

    来週の試合に彼らがどのように臨むのか、今から楽しみです。

    親としては前夜早く寝るよう指導?すしなければと思ってます。

    来週の試合、よろしくお願い致します!

  2. S14父さん、
    カーニバルでの敗戦を糧にして、また不死鳥たちが蘇ってきました。
    本能的にラグビーを好きと感じ、さらにもっとうまくなりたいという意欲がひしひしと伝わってきます。
    来週は、S14のゲーム采配を楽しみにしています。

    「完全に満足してしまうと進歩が止まる。いつでも何かが足りないという状態をチームの中に作っておくこと。選手がハングリーでいるためには、監督が満腹(満足)していてはいけない。いつも、もっと高いレベルの、強いチームをめざしていれば、満足することはない」(イビチャ・オシム)

  3. コーチの皆様、保護者の皆様GW中の試合、練習とお疲れ様でした。
    連休最終日の昨日も朝早くから集まってみんな待ちきれない様子がこちらにも伝わってきました。みんなが楽しそうに練習している姿を見ていると本当にラグビーが好きになってきているのがわかります。そんな環境を与えて頂いて感謝しております。
    楽しんで練習してそれでいて強いチームになれば最高ですね。
    北摂大会でもみんな楽しんで勝利してくれることを願っております。

  4. いつもご指導いただき、ありがとうございます。
    この二日間の練習では、全員が北摂大会に対する目標を達成させようと、いつも以上に一生懸命練習していたように感じます。ミニゲームでは、まだタックルがあまり得意ではないとおもっていた生徒が、何本も強烈なタックルをきめていました。毎回、誰かがびっくりするような成長ぶりをみせてくれます。今は得意、不得意色々ありますが、皆が補いあい、近いうちに、誰が出てもブレないチームに成りそうな気がします。

  5. S6父さん、
    お父さんたちも毎回、近くで息子・娘の練習を見ていただき頭が下がります。
    コーチ陣も負けないように、生徒が驚くようなアイデアを絞り出して「飽きさせない」トレーニングを続けたいと思います。
    週末はS6のクレバーなプレーを堪能させていただきます。

    T18父さん、
    コーチの間でも、二年生になって生徒達の力の差が縮まってきたと話していました。また、生徒達がミニゲーム開始前にチーム毎に自然と円陣を作り気持ちを高め合ってている光景などを見るにつけ、生徒達のベクトルが同じ方向に向き出したとも感じています。
    光はその波長・位相が揃っているとレーザー光線のように強いパワーを発揮します。これまで蛍光灯のように波長も位相もばらばらでパワー不足だったチームが、お互いの波長を感じ取りながら、コーチに上から命令されるでもなく、自律的にリズムを合わせていくコヒーレントな(チームの軸がぶれない)状態になる日がいつか来てほしいものです。
    T18がその光源(坊主頭ということではなく)として新キャプテン達の道標となってくれることは間違いないです。

  6. GWにもかかわらず、連日のご指導ありがとうございます!
    前回の敗戦から日を開けずにゲームができることはラッキーですね!
    日曜日は行けませんでしたが、みんな勝つために気持ちが高まってきているようで楽しみです。
    みんなが必死に戦っている姿・表情が目に浮かびます。
    本当に楽しみです。
    あとは暑くなりすぎないことを祈るとしましょう。

    親の怠慢?で未だ準備できていないラグビーノート。。。
    試合までに準備して個人目標を書いてもらうことにします!

  7. R15父さん、
    日曜日は残念ですね。では、DVD観賞会をお楽しみに。
    今度の試合前に時間がありますので、全員に「なりたい自分」について発表してもらいます。発表したことを試合で演じきれたら素晴らしい結果がついてくると思います。生徒全員の各試合前後半の頑張りに期待してMOMを12本用意しています。