カテゴリー: '16-6年生チーム

一年生、学習する組織の始まり

たっぷりと散水を含んだ芝の上で今日も一年生は裸足で練習をしました。練習前に出欠を取り(18名出席)、まず先週の試合のレビューを行いました。キャプテンに選ばれた2人に感想を聞きました。二人ともまたキャプテンをやってみたいとのことでした。他の多くの生徒もキャプテンをやってみたいと手を挙げて言っていました。マンオフザマッチに選ばれた普段走ることが得意な生徒に何故自分が表彰されたのかを聞いたところ、「タックルができたから」と即答してくれました。本人もよほど嬉しかったようです。「タックルができた」と心から喜んだ生徒が別にいます。先日菅平で行われた初の高校女子ラグビー全国大会でいつもは男子のチームで練習している女子生徒がマスコミにコメントを残した言葉です。女性同士でお互い何の遠慮もなくタックルができる喜びを噛みしめられるそんな夢のような時代がやってきました。この大会では、豊中ラグビースクール卒業生が参加したチーム(西日本代表)が準優勝しました。わが一年生のなでしこも今朝一番にグランドに来て苦手なキックを練習していました。9年後の大会出場が今から楽しみです。カラ振りが多かったキックも少しずつ飛距離が出るようになっています。

レビューの次に来週の合宿について、その目的について考えて貰いました。山登り、そうめん流し、魚つかみ、バッタ採りと楽しそうなことばかり話し出した生徒達には、一年生の目指すところのイメージが未だ掴めていないようです。生徒には、22人の仲間との初めての共同生活となるため協力しあうこと、ラグビーがうまくなるには何をしたらよいかを考えるよう指示をしました。コーチは今回の合宿から「学習する組織」の始まりと思っています。ラグビーを通じて目的を達成する能力を効果的に伸ばし続ける人生で初めての組織です。その目的とは皆が望む未来の想像であり、激しい環境変化に適応し、自らををデザインして進化し続けるリーダーになって欲しいと願っています。この学習能力の柱となるのが、生まれながらに持っている学びたいという好奇心、物事のパターンの全体を明らかにするシステム思考、目指す未来の共通像を示す共有ビジョンと言われています。ラグビーを通じてこれらの能力を大人になるまでに身につけて欲しいものです。

今日の練習では、3人で攻撃することを遊びの中で取り組みました。題して「鬼が島ゲーム」。20M×10Mのフィールドで自陣ゴールラインから3人の生徒(腰にタオルを2枚装着)が中央帯に棲む3匹の鬼を超えて敵ゴールのボール3個を持って帰るゲームです。バーチャルとは言え生徒は必死の形相で鬼にタオルを取られないように走っていました。賢い生徒は先に2人を走らせて、鬼と格闘している隙にボールをらくらく持ち帰っていました。次に鬼を縦一列に並ばせて3人の攻撃側はボールをパスしながらゴールを目指す練習をしました。高学年になればオフロードパスでらくらく抜けるようになるのですが、パスの意味がわからない一年生に難しかったようです。この練習でうまくステップで鬼をかわした生徒がおり、さらに理解を深めるためにステップの基本に取り組んでもらいました。ハンカチ落としで掴んだ円弧を描く走り方でスリップせずに華麗なステップを披露してくれました。

最後にタグラグビーを3チームに分かれて行い、来週土曜日のメンバー発表を行いました。2年生と対戦する10人と、幼年を対戦する12人、そして彼らをリードするキャプテンとして、再度H9と新たにY3を指名しました。この一週間で生徒は何を考えて合宿に臨むのか、今から合宿が楽しみです。


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