» ‘11-1年生チームの記事

春の訪れを感じさせる暖かな日曜日の朝、一年生(24人出席!)はいつも以上に練習前から元気でした。いつも早くグランドに来ている生徒よりもM19が先に現れ、早起きできたことを一生懸命主張してくれました。来週は一年生最後の練習試合。先週、メンバー・キャプテンを発表すると言ったこともあり、皆自己アピールに一生懸命でした。11時にオーダーを発表し、それぞれのチームに分かれて勝ち残りのミニゲームを行いました。優勝チームは第一試合前半戦を、準優勝チームは第二試合の前半戦をそれぞれ飾ります。優勝・準優勝に惜しくも敗れたチームも今日の敵は明日の友です。きっと後半もガッツあふれる試合を披露してくれると期待しています。

第一試合前半:T2、S6、H9、S10(C)、R15、T18

第一試合後半:T8、A11、K12、K16、R21、J22(C)、M23

第二試合前半:K4、Y5、S14、Y17、M19(C/早起きは三文の得)、S25

第二試合後半:S1、Y3、H7、H13、K20(C/初)、R27

練習前に生徒を集め、2つの質問をしました。一つは「攻撃しているときに大事なことは何か?」、もう一つは「守っているときに大事なことは何か?」です。最初の問いに、たくさんの生徒の手が挙がりました。「アメフトや」(R15)と禅問答のような回答から始まり、「パスをする」(T18)とか「前に出る」(H9)といった答えがポンポンと返ってきました。最後に「ボールを取られずにトライする」(H13)という答えに行きついたところで二つ目の質問に移りました。前回の質問で光より早いものは「気持ち」と答えてくれたA11が真っ先に手を挙げて「気持ち」と答えたところで他の生徒も白熱してきました。「タックル!」という回答が多数を占めていましたので、「タックルは何のためにする?」という質問に切り替え、ここはS10に正解を答えて貰いました。「ボールを捕る」。キャプテンに決定!一年生は、既にラグビーの本質を見抜いてしまいました。凄い生徒達です。

先日、社内セミナーでなでしこジャパンの佐々木監督のご講演を拝聴する機会がありました。「チームワークとコミュニケーション」という固い演題ではありましたが、お話の中心は、何故体格・体力に劣るなでしこがワールドカップで優勝することができたかについてでした。昨年このホームページ(2011.7.18付「一年生のホワイトスペース戦略」)で書きました。ひとたび踏み込んだら、前例のない手ごわい難題が次々と持ち上がる領域=ホワイトスペースを開拓してきた結果が優勝という最高の形で結実したのではないかと。佐々木監督はその難題を長期目標として掲げ取り組んだそうです。それは「なでしこビジョン」であり、「世界のなでしこになる」ために次の3つの目標を定めたそうです。これはまさに前例のないことへの挑戦です。

①サッカーを日本女性のメジャースポーツにする

②なでしこジャパンを世界のトップクラスにする

③世界標準の「個」を育成する

世界標準(デファクト・スタンダード)というと今の欧米のプレイスタイルと思ってしまいますが、そうではなくて、瞬発力、持久力、勤勉性、柔軟性、規律性といった日本人の特長を生かした上で、『攻守にアクションするサッカー』ができる「個」を育成しようという考えです。相手にハイプレッシャーをかけボールを奪う、奪ったボールを意図的にチャンスにつなぐ攻守一体のイメージを選手達に伝える、その具体的な取組み課題は次の4つです。

①状況を観ながら考え、動きながらプレーする:常に状況を観ながら、考えながら、動きながら、数的優位を作りながらプレーする必要性を認識する

②ゴール前の攻防:サッカーの本質は、「ゴールを失わずにボールを奪う。ボールを失わずにゴールを奪う。」ということ。ゴールを失わないためには、相手プレーヤーの選択肢を限定したプレーを身につけていくこと。ゴールを奪うために、選択肢を持ったプレーを身につけていくこと。さらに、プレーの原則をベースにしたサッカー観を日常のトレーニングで身につけていく

③守備の基本:なでしこジャパンはワールドカップからオリンピックまでの1年で、「ボールを奪う」こと、特にアプローチのタイミングを早くしてグループで相手を囲みボールを奪うことができた。重要なのは、コンパクトに仲間と連携・連動すること

④コミュニケーション:「サッカーをどう戦うのか」ということについて、プレーヤー同士がお互いに要求しあい、理解しあうようになることが大切。コミュニケーションの技術だけでなく、サッカーを分析する目も身につけなくてはならない。すなわち、子どもたちにイニシアチブを持たせ、その上で賢くサッカーをすることを要求していく

ルーツを同じくするフットボールの宗派ラグビーとて同じこと。なでしこジャパンが掲げたこれら4つの取組み課題はラグビーにも通底するところがあります。

ラグビーの本質を自分たちの議論の中で見つけた一年生です。「攻守にアクションするラグビー」がきっとできると信じています。そんな攻守の「切り替え力」を生徒一人一人が身につけたら素晴らしいチームに進化することでしょう。

今日の練習は「攻守にアクション」をテーマに、「警察と泥棒」・「カバディ」から始まり、1対1、2対1をたっぷり練習しました。今年大学準優勝の天理大監督も2対1を徹底的に行い、対面との接点ギリギリのところで真横にトップスピードで走ってくる2人目にパスすることを一貫して志向して来られたそうです。

練習の最後に一年生は気合いたっぷりのミニゲームでボールの大事さをかみしめているようでした。初キャプテンに選ばれたK20が泣きそうになるのを堪えタックルや密集でボールを取ろうとする姿にこちらも目頭が熱くなる思いでした。自分こそ真のキャプテンと思っていながら今回選ばれなかったY5も涙を流すほどに一生懸命タックルしていました。この一年でどの子もこんなに成長したんですね。

日本全体を襲った寒波も幾分和らいだ日曜日、一年生22人(4名欠席)は芝生の上で仲間たちといつも以上に戯れていました。芝が彼らにとってコンフォ―トゾーンなのかもしれません。今日も、将来綺麗に刈り込まれた芝の上でプレーしている自分を夢見ている生徒のプレゼンを聞かせて貰いました。S14の発表は開口一番「日本代表の9番か8番になる!」という力強い宣言から始まりました。そのために日曜日の練習だけでなく自主練も一生懸命頑張るそうです。(一同拍手!!)彼は今日も練習前のキックで最長不倒距離をマーク。8番で代表ならNZ元代表でNo8のジンザンブルックでしょうか。今でも忘れられない90年代の南アフリカ戦で決めたロングドロップゴールはNo8の常識を覆すパラダイムシフトでした。お父さん、今からいっぱいご飯を食べさせてください。高校日本代表に選ばれて今日挨拶してくれたU君のように。

今日の練習は最初から戦闘モードのウォーミングアップです。テーマは「他競技から学ぶ」。

22人を4チームに分け、コートの半分でアメリカンフットボールをもう半面でインド発祥のカバディを即席で行いました。少ない説明で実戦に移すことも類推力(アナロジー思考)強化に繋がると思い、簡単にしか説明しませんでした。

アメフットは前の3人がガードをして、後ろの数名がスペースへ攻撃するというフォーメーションで行いました。途中からラグビーのようになってはいましたが、生徒は勝敗に拘り興奮気味でした。

一方、カバディは誰も知りません。コーチも昔から存在は知っていましたが、Uチューブ(http://www.youtube.com/watch?v=FrtyQ1uSRB4&feature=related)で改めて観て「これは凄い!」とうなりました。選手の体格はトップリーグのラグビー選手と変わらずがっしりとしていて動きはシャープです。ラグビーと同じように敏捷性、冷静な判断力が要求される格闘技と言っていいでしょう。違うところは球技ではないことと、ヨガの要素を取り入れた深い呼吸法です。攻撃側の一人(レイダー)が相手陣に入れば息を止めて「カバディ、カバディ」と唱え続けないといけません。呼吸を止めながら相手に全身を使ってタッチする回数を競うわけですが、相手は手を繋いで逃げながら、レイダーの隙をついて捕獲(手を繋いだ2人がチェーンのように捕まえたり、一人がタックルのように倒して固める)することができます。ラグビーに通ずる要素が満載です。生徒も最初は戸惑いがありましたが、捕獲できると知るやレイダーを果敢に捕獲していました。この練習はこれからも続けたいと思います。本当は「カバディ」と言い続けないといけませんが、今回は相手陣5秒ルールとしました。K20がレイダーとなった時に、俊敏な動きを見せていたのが印象的でした。

これらの練習の前に、1対1の押し相撲と柔道の横四方固めをやって貰いました。横四方固めはなかなか外せるものでなく、脱出した生徒は少なかったようです。ある生徒はピクリとも動かないほどフリーズ状態で笑ってしまいました。

最初から変な練習のためか、生徒は脳内お遊びモードになってしまい、集中した練習にならず、耐久トレーニングに切り替えました。15個のコーンを1M間隔で横に並べ、生徒11人がコーン上に立ち、15個のコーン全部で「五体投地」を行って貰いました。コーチも一緒です。本当はスクールの歌を歌いながらやりたかったのですが、反感を買いましたので今回は歌わず。次回は歌わせます。これだけで終わらず、5M間隔で3か所コーンを置き、真ん中のコーンからバック走し五体投地、10M前にコーンで五体投地、5Mバック走で1周です。これを2周走2セットコーチと一緒に行いました。速い生徒はコーチを抜いていました。凄い一年生です。

最後に2チームに分け(2で割れる・割れない背番号で二分割)、ミニゲームを行いました。ローカルルールはトライする前にパスをすること。最初、控えに回ったR15はいつも以上にハッスルして密集から抜けて力強いトライを披露しましたが、レフリーの非情なペナルティの笛に「それ、最初に言ってよ!」とキレてました。(説明してなくてごめんなさい)キレてからのタックルも良かったよ。この他、T18、M19、T2の低いタックルも確実に相手を止めていました。R27もタックルに行く姿勢がよかった。Y17もさらに走力を増していました。自信つけたね。S6、S10のアタックは周りがよく見えて来た。皆タックルを受けた後しっかりボール持って倒れるところが素晴らしい。Y3とK12は鼻血を出しても泣かずに頑張りました。

Jリーグのクラブが4つもある県の小さなクラブが生き残るために差別化という思想を選択し、小学生の練習にフットサルを取り入れたそうです。ボールに触れる頻度がサッカーより格段に高く、判断の回数もそれだけ多いことから、フットサルをすることで、細かな技術と判断力が磨かれる効果が現れたそうです。効用はそれだけでなく、仲間との連動性の仕方が徐々に意識されてきたとのことです。フットサルはボールを持たない選手が動いてスペースを空けることから始まり、そのスペースに誰かが入ってパスを受けたり、そのままドルリブルで進むという連動性で成り立っているとのことで、一人が止まるとスペースができず「場が固まる」状態を生み、連動性が生まれないようです。強くなる夢を持つ一年生にもこの差別化の思想は他競技ながら参考になる話です。

来週はいよいよ一年生最後の練習試合直前練習。来週のハッスル度を見てメンバーとキャプテンを発表します。

立春が過ぎ陽気が戻ってきました。一年生は早い時間から集ってラダーやキックに余念がありません。キックでは一年生のグランドの半分の距離(15M)を蹴る生徒が現れました。六年生になれば30M超のキッカーが出ますが、一年生にしてもう半分の所まで来ました。

明るい日差しの中で生徒(23人出席)を集め、先週二年生との練習試合のレビューを行いました。先鋒のキャプテンがインフルエンザで休みでしたので、中堅・大将チームのキャプテンに感想を聞きました。大将の初キャプテンS25は試合で「すごく緊張した」と話してくれました。タックルでマンオブザマッチを獲得した生徒Y5、T18には皆で称賛の拍手をしました。ここで、いつもの一分間プレゼンをK16から披露してもらいました。K16は大人になったら「ワンちゃんの病院の先生になりたい」とのことです。ラグビーでは「六年生まで続けてうまくなりたい」そうです。マップも綺麗に描けていました。すばらしい!来週はLongest KickerのS14にお願いします。

さあ、練習開始です。まず最初に国旗探しゲーム。頭のウォーミングアップです。4チームに分かれて各チームでキャプテンをじゃんけんで決め、キャプテンが1分間である国の国旗の説明をします。それを聞いた生徒達が20M先に置いてある各国の国旗の紙を探して持って帰るゲームです。正解は、オーストラリア、アルゼンチン、フランス、アイルランドですが、コーチはわざと似ている国旗(イギリス、NZ、フィジー、タイ、インドなど)も置いておきました。結果は、どのチームも正しい国旗を持ち帰って来ていましたが、アイルランドのチームだけインドの国旗も持って帰ってきました。うけ狙いだったかもしれませんが、ひっかけ問題にまんまと嵌まってくれました。コーチも以前アイリッシュバーを探していたらインドレストランだったという国旗に纏わる勘違いを思い出し苦笑い。

この頭の体操で大事なことは、説明の仕方です。大枠→中枠→小枠の順番に説明ができるようになることを狙っています。一年生ですから、色や星の数から説明していたようです。まずはどんな形なのか、その中には何が描かれているのか、その絵は具体的にどうかという具合に説明しないと、いきなり星が5つと言われても、中国国旗をイメージする人もいるでしょう。これからプレゼンするときも、将来の夢→その理由→そのために今どうするといった順番を意識して欲しいと思います。実は大人でも難しいですが。

柔らか頭になったところで、今度は身体のウォームアップ。まず「案山子」。コート半分を4分割し、それぞれのミニコートで5~6人が鬼ごっこをしました。鬼は一人で4~5人をタッチします。タッチされた生徒は両手を拡げて静止のまま立ちます。その他の人はこのかかしの脇の下をくぐれば動くことができます。30秒間で何人のかかしができるかを競うゲームですが、最高3人でほとんどがゼロでした。これからは股間を抜けるようにします。次に、スネーク。5人が縦一列になりボールを持った先頭が蛇行したら後ろはヘビのようについて行き、パスを繋いでいきます。先頭はすぐ最後尾につくように戻らないといけません。最初は狭いコートで、最後は4面全部で行いました。ヘビと言うよりは辰が威勢よく天空を飛翔しているようにうまくできました。うまくできたご褒美に、4チームでドッジボールをしました。春から比べボールの投げ方が格段に上手になっていました。早いボールをキャッチできる生徒も出てきました。

水休憩の後、7人がコンタクトバッグを横一列に持ってディフェンダーが一斉にバッグにタックルをする練習を行いました。人数が多いですので、こういう練習は壮観な眺めです。飲み込みの早い生徒達はすぐにコツをつかみます。一番遠くでタックルした生徒はすぐにバッキングアップし大きなタックルマシンにタックルを敢行しました。試合でよくある追いタックルのシーンです。皆上手にマシンを倒していました。

最後に4チームに分かれてミニゲームを行いました。先週の試合で勝つことの喜びがわかってきたのか、どのチームも勝とうと必死でした。インゴールする前に必ずパスを入れるというルールでも確りパスができていて、美しいチームワークのトライも散見されました。普段気持ちが表情に出ていなかった生徒も鬼の形相で頑張っていたようです。今月末の東淀川との試合が楽しみです。

一年生が圧倒的に強いチームとなるためにこれから必要なことは、失敗を恐れず、新しいことに挑戦し、創造性あふれるプレーヤー(ミニラグビー界のイノベータ)に育っていくことです。そのためのスキルとしてパスやタックルを磨く以上に、「関連づけの思考」をどんどん培って行きたいと思っています。一見ラグビーとは関係のないような練習でもどこかで繋がることが必ずあると信じて変な練習も入れて行きます。ラグビーで新しいことと言っても空を飛んだりできるわけはなく、過去覚えたフレームをどう繋げて新しいプレーを編み出すかです。そのために普段の練習で「質問する力」、「観察する力」、「仲間と協力する力」、「勇気を持って実験する力」をどんどん培っていきたいと思っています。生まれ持ってのDNAより育ちのDNAで勝負です。

新たな気持ちで新年からスタートした練習の成果を試す絶好の機会がやってきました。二年生の胸を借りた練習試合です。課題は試合中に仲間へ自分の考えを伝えること、そして、二年生に勝ちたいという気持ちをぶつけることです。結果は、どちらも未だもの足りない内容でした。一年生そのままの一人持ち続けプレーが散見され、声を出してパスを貰うシーンは少しだけでした。その点二年生はモールを起点に展開しようとする意識があり、何度もゲインラインを割っていました。一年生の向上した点は、タックル後のダウンボールの意識(味方にボールを見せていました)、ボールを持って今あるスペースへ走り込む意識が出てきました。

一年生は3チーム(先鋒、中堅、大将)を組成し、7分ハーフの5~7人制で行いました。二年生は総勢8名でしたので、ちょっときつかったかなと思います。二年生、コーチの皆さんありがとうございました。

先鋒:インフルエンザなどで主力2人を欠き初キャプテンのA11には試合前からプレッシャーがかかりましたが、蓋を開けてみれば、二年生の機先を制した試合となりました。じゃんけんで勝ったキャプテンは落ち付いてマイボールを選択。H9が開始1分、先制トライを取り、すぐに取り返されこそしましたが、終始硬いディフェンスから攻撃の糸口をつかんでいました。キャプテンはもとよりS14、K16のスピード感ある突進は素晴らしく、モールでも暴れていました。ディフェンスではH9を筆頭にY5、R27のタックルで止める気持ちが伝わってきました。4-1で中堅に最高の襷を渡せました。(MOMは4トライ、ハードタックルのH9、そして、正面タックルでピンチを救ったY5)

中堅:先週は大将にも勝ったチームです。今日も期待が膨らみましたが、開始早々、相手エースのステップワークに翻弄され4本のトライを献上。結局、名将S10に負担がかかるゲームとなってしまいました。キャプテンの意地のトライは、相手エースを振り切って獲得したものでした。5-6(MOMはS10)

大将:こちらも初キャプテンS25が7人衆をどうやって仕切るかに注目が集まります。開始3分は両者譲らず膠着状態が続きました。この均衡を破ったのはS6。敵陣ゴール前スクラムからサイドに飛び込んで同点のトライ。ここから激しい攻防戦となりましたが、守りではK4の追いタックル、T18の相手エースへの正面タックルでピンチを凌ぎました。攻撃では、先週の俊足を買われ大将チームに編入したY17が自陣から大きく回り込んで左サイドを激走(本人はクールですので見た目軽やか)し値千金のトライで逆転。R15のトライ寸前の痛恨のノッコンがありました(マインドマップの発表で疲れてたか?)が、最後はK4のトライでノーサイド。8-6(MOMは同点トライのS6、逆転トライのY17、そして正面タックルのT18)

試合後生徒を集め、先鋒・大将が勝って中堅が勝てなかった理由を考えて貰いました。皆、タックルで止めていなかった点に気付いたようです。そこでコーチは生徒に「世の中でいちばん速いものは何か?」と問いました。優秀な一年生H9は自分の名前と同じ「光!」と予想通りの答えでした。そこで全員目を閉じて「自分が月にいるところをイメージできたら手を上げて」と言ったらすぐに生徒の手が上がりました。ということは、光よりも速く月に到達できるし、恐竜に会っている自分と言った瞬間に何億年も過去にタイムスリップできるのです。それは何かとまた問えば、先鋒のキャプテンA11は「気持ち」と即答してくれました。そうなんですね。気持ちあるいは「心」は一瞬のうちに縦横無尽に飛んで行くことができるから最速なんです。「人は自分の心のスケール以上の人生はつくらない」という先哲がいました。あらゆる事柄に対して常に手抜きやごまかしをせず、常に成功を確信する心を持ち続けることが勝ちぐせを創るセオリーだと。

2月には他のスクールと練習試合があるようです。新たな心で来週からラグビーの練習を一つも手を抜くことなく行い、大きな目標へ向けて今を生きていきましょう。

来週の発表は紅一点のK16です。ラグビーと関係ない夢を聞かせてください。

2 日続いた降雨のために、水はけの悪いグランドは所々水溜り状態でしたが、朝早くから保護者、生徒、コーチがスポンジなどで吸水し、水溜りはなくなりました。言われなくてもちゃんとグランド整備のお手伝いができた一年生は22人の出席(病欠など4名欠席)。2回体験で参加してくれたりんたろう君がヘッキャに苗字と名前を 書き込んで入学の意思表示をしてくれましたので、生徒皆で歓迎の「鯉の滝登り」の儀式を行い祝福しました。彼が26人目の仲間です。今日はタックルや試合に初めてチャレンジするなどやる気を見せてくれました。きっと急成長してくれると思います。

今日もタグを装着し、ウォーミングアップからゲーム性の強い練習で汗をかきました。題して、1つは「警察と泥棒(別名、囚人のジレンマ)」ゲーム、も う一つは「大脱走」ゲームです。いずれも5人対5人のゲームです。「警察と泥棒」は、自陣では警察役で敵のタグを取り、敵陣に入ると泥棒になり敵陣ゴールのボール3個を盗もうとします。未遂でタグを取られるとサイドの特設牢屋に放り込まれ、味方のタッチがないと最後まで囚われの身のままです。飲み込みの早い生徒はすぐに二重人格ゲームを理解し楽しんでいました。一方、横で同時進行中の「大脱走」ゲームは、小さな円周を時計周りに歩く囚人チーム(5人)とそ の外周を半時計周りに歩く守衛チーム(5人)に分かれ、コーチの「脱出 !」の合図で外にある10M四方の外へ逃げのびた人の数を競いました。単純ですが、生徒はおもしろがっていました。この2つのゲームを交互に行うことで、 環境変化への適応力や判断力を研ぎ澄ませたいところです。

ウォーミングアップの後は、先週のおさらいとして、縦の位置に並んだコーチをひきつけながらパスで最短距離を前進する練習を行いました。3人一組で行い、徐々にパスのタイミングをつかんできました。紅白戦の前に、下がぬかるんで柔らかい絶好のコンディションを利用して、縦に並んだ生徒達が膝つきタックルをする練習を行いました。タックルされる生徒も倒された後、ボールを持ち上げておくか、味方にできる限り近くにボールを運ぶことに注意してもらい、後方の生徒が オーバーを確実に行い、相手に取られないラックの組み方を練習しました。今日は紅白戦でもタックル成立後のオーバーができないとペナルティとしました。

来週はいよいよ2年生との練習試合です。7人制での3本マッチを申し込みますので、練習前に生徒には、今日の練習態度を見て3チームを決めると明言しまし た。今回のチーム名は柔道の団体戦にならって、「先鋒」・「中堅」・「大将」の3チームとします。生徒には2年生の練習風景を見てもらい、1年生が一つ勝っている点は何かと質問しました。根拠のない回答が多かった中、J22は「人数が勝っている」と答えてくれました。正解!

練習の途中でメンバーを発表しました。コーチは帰宅後、生徒のよかったプレーを思いおこし、以下の通りの布陣に決めました。

先鋒:T2、Y5、H7、H9、A11(C)、S14、K16、R27・・・A11は初キャプテン。指名した瞬間「えっ?」という顔をしていましたが、その後の紅白戦でしっかりタックルしていました。急先鋒の主将として彼なら初陣をうまく乗り越えるでしょう。

中堅:S1、Y3、T8、S10(C)、K12、K20、R21、J22、M23・・・紅白戦では大将チームに勝ちました。その立役者はJ22。東福岡の15番のように巨体をダイナミックに運ぶことを今日覚えました。4年生くらいになって目覚めてくれたらと暢気に構えていたコーチの構想を早くも壊してくれました。彼自身も何かふっきれたものがあったようで、試合後男泣きしていました。こんな成長の火種をくすぶらせている中堅の生徒たちを束ねられるのはS10しかいません。先鋒に敗れて辛そうでしたが、大将に勝った仲間を信じて来週は最後まであきらめずチームを引っ張って欲しいものです。

大将:K4、S6、H13、R15、Y17、T18、M19、S25(C)・・・キャプテンはS25と発表するや、他の生徒はすぐに納得した反応でした。経験値は最も少ないけれど、練習へのまじめな取り組み、試合でのガッツを見れば、キャプテンになっても異論を挟む余地はないでしょう。新キャプテン以外に、スピードを増したY17の走りも印象深いものがあり、大将チームに編入します。

新人りんたろう君には、激戦が予想される試合を見学する中で何かをつかんで欲しいものです。

さて、先週キャリーオーバーとなった1分間プレゼンですが、今週はM19がちゃんと準備してくれました。チーム一のムードメーカー兼自己主張ナンバーワンの彼ですが、いざ皆に注目されると恥ずかしそうにしていました。「僕には夢がある」と言ったところで、聞いている生徒達には一斉に「へぇー!どんな夢?」と反応してもらったところ、M19は「ニュージーランドみたいなラグビー選手になる」と公言してくれました。そのために今から一生懸命練習するとのことです。来週はいちばん大きな声で、「やりたい!」と言ったR15に発表してもらいます。

来週の練習試合は、味方に自分の考えを伝えることを目標とした初めての試合となるでしょう。パスをもらいたい選手は大きな声を出して受け取る。お互い目を合わせることも大事です。あとは挑戦者の気持ちを全面に出し、その気持ちを2年生に伝えることができたら、きっとすばらしい試合になるでしょう。今から待ち遠しい一週間になりそうです。

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